アメリカの感謝祭の翌日は金曜日。この金曜日に大型割引商品を大々的に売り出すのが、ブラックフライディーと呼ばれ、テレビのニュースでは必ず取り上げられる。
デパートや、格安スーパーマーケット、家電量販店、あらゆる大型店舗で行われているが、残念なことに死者が出ることもある。
今から13年前の2008年、ニューヨーク州のロングアイランドと言うマンハッタンへ通勤圏内の地域のウォルマートで、開店直後、2000人の買い物客が雪崩のように押し寄せ、店員が防御不能で踏みつぶされて死亡した。
ニューヨークポスト紙には、ブラックフライディーで亡くなった人の記事が掲載されている。
Black Friday could be one of our country’s darkest days.
The shopping holiday is a favorite for bargain hunters, but for many, it’s one of the most dangerous outings — and the outcomes can be gruesome.
Between 2006 and 2018, according to the Hustle, 44 Black Friday incidents in America left 11 dead and 109 injured — including one man who brought home a shattered hip after being shoved into a shelf of cut-rate presents.
ブラックフライデーは、我々の国で最も暗い日の1つになる可能性があります。
ショッピングホリデーはバーゲンハンターのお気に入りですが、多くの人にとって、それは最も危険な外出の1つであり、その結果は恐ろしいものになる可能性があります。
ハッスル(メディア)によると、2006年から2018年の間に、アメリカでの44件のブラックフライデー事件で11人が死亡、109人が負傷しました。
よく、中国の映像でスーパー等で商品の掴みあいをしている姿が映し出されるが、そのアメリカ版がブラックフライディーのようなもので、また、メディアも「ブラックフライディー、ブラックフライディー!」と煽るので、まるで運動会参加のような競技気分で出かける人もいるの知れない。戦闘意欲はその場で増すのだろう。
アメリカには新しい言葉も増えており、サイバーマンデーと言うものがある。これもバーゲンハンターのお気に入りだが、死者は皆無だ。理由はブラックフライディー後の月曜日、オンラインでの激安商品を買うことだ。
オンラインで激安商品が売り出されるのがサイバーマンデー。寒い中、朝早く店の前に並ぶブラックフライディーより、時間も手間も書けないですむ。何より怪我人が出るブラックフライディーより、安全であるのは確かだ。
ただ、バーゲンハンターはブラックフライディーの、戦闘気分が好きな人たちが多いのも確かで、アドレナリンを出す楽しみを味わう人もいる。是非、怪我人や死者を出さぬほどほどの戦闘力で、ブラックフライディーを迎えて欲しいものだ。