< いかにも温泉地別府らしい素敵なパッケージ!(購入は別府、大分県 妻撮影/iPhone)>
< 血の池地獄(血の池地獄、別府、大分 著者撮影/Nikon D750)>
血の池地獄は別府地獄組合公認の七つの地獄のうちの一つで、鮮やかな赤い色が特徴。血の池地獄の横で売っていたのがこの血の池軟膏だ。血の池地獄の底にたまる泥をワセリンなどに混ぜて使いやすくした皮膚病の塗り薬で、戦時中は帝国軍の兵隊が薬として利用するために血の池地獄の泥をわざわざ採取に来ていたとのこと。実用性を重んじる軍が使っていたのなら効果も高いのだろうと買ってみる。ちなみに通販以外ではここ血の池地獄敷地内のこの店でしか売っていないとのこと。
この軟膏の効き目には驚かされた。一度消えてはまた現れるの繰り返しで困っていた手の甲にできたカビ(水虫)系と思われる皮膚炎が、別府旅行中一度の使用でに綺麗に消えてしまった。また、市販の「痒み止め」はスッキリするだけでほとんど効かないが、この軟膏については「痒い」と思うところに塗っておけばまず痒みは治まる。
欠点は土と硫黄の匂い(個人的には不快な匂いではない)が強いことと、赤いので目立つこと、そしていろんな場所に赤い色がついてしまうということ。バンドエイドなどの布の部分にこの軟膏を塗ってあてがうとよいと売店でアドバイスされた。
迷信じみたものではなくて、本当に効くので皮膚用の塗り薬でお困りの方は一度試してみることをお薦めしたい。通販サイトは下記の通り。血の池地獄内の売店と通販以外では手に入りません。
通販はこちら → https://chinoike.com/nancou/
了