B級フード研究家のノジーマです。カップ麺に熱湯を注いでからお湯を切り、ソースなどを混ぜて作るカップ焼きそばははるか昔に市民権を得ましたが、近年は“カップ油そば”も数多く発売されています。
そもそも麺を焼いていないので厳密には別の食べ物となっているカップ焼きそばとは違い、カップ油そばはタレを絡めて食べる点では店で食べる油そばと一緒。比較的再現度の高い油そばを楽しめるのが特徴です。
しかし、カップ油そばには麺が多くて具が少ないという“ガッツリ系”にステータスを振り切ったものが多いという傾向があります。おいしい麺をたらふく食べられるという点では満足度が高いのですが、麺が多い分飽きがきやすいのです。
なので具材をちょい足ししたり、店で食べる油そばのようにラー油や酢などを入れて味変しながら食べるというのが正解かな、と個人的には思っていました。ところが先日、勢いである物を入れてみたら「これがカップ油そばの完全体だ!」と思えるほど激ウマ化したのでご報告です。
粉砕したすっぱムーチョと黒胡椒とマヨネーズを入れる
用意するのはコイケヤのすっぱムーチョと黒胡椒とマヨネーズ。あらかじめすっぱムーチョを軽く砕いておき、カップ油そばを作ったらたっぷりの黒胡椒と一緒に振りかけ、仕上げにマヨネーズを加えてやりましょう!
これだけで完成。完全体カップ油そばです!
すっぱムーチョの独特の酸味がカップ油そばの味を引き締めるのも最高なのですが、何より素晴らしいのがザクザクの食感がガツンとプラスされること。単調になりがちなカップ油そばの弱点を完璧に補ってくれます。
麺を口に運ぶたびにザクザクッとした食感とともに酸味と黒胡椒の刺激が口の中いっぱいに広がっていきます。食感は最高、味も完璧。言うことなし!!
油そばは汁なしラーメンとも言うだけあって、時間をかけて食べていてもすっぱムーチョはなかなか湿りません。最後までザクザク食感が保たれるのも素晴らしい〜!!
問題点があるとすればただでさえ麺の量が多くてカロリーや糖質をたっぷり摂取してしまいがちなのに、さらにポテトチップスを投入してしまう罪深さがあることでしょうか。こればかりは仕方がない。その罪悪感さえも調味料だと思って食べてしまってください。おすすめです!