アメリカで逮捕されると警察署にてマグショットという写真を撮影されます。映画のシーンとして登場することも多いので、どういうものか知っている人も多いでしょう。
TikTokを発信源として、「マグショット・チャレンジ」なるものがSNSに登場しました。「マグショット・チャレンジ」とは、なにかしらの犯罪を犯して逮捕されたという体で、負傷した顔のメイクを投稿するもの。
@nehvjones I was voted most likely to get 🅰️rested by my year 🤷♀️ ##mugshawtys ##mugshotshawty ##mugshotchallenge ##irish ##fyp
https://www.tiktok.com/@nehvjones/video/6811593751442558214
arrested for what ? pic.twitter.com/Q7hFrlm2A4
— avani dicaprio (1990s edition) (@lilpapivoni) April 5, 2020
https://twitter.com/lilpapivoni/status/1246890503796187136
I got arrested lol pic.twitter.com/LfvIRJSh5p
— Abby Roberts (@abbyrartistry) April 4, 2020
https://twitter.com/abbyrartistry/status/1246484415758434308
しかし、美容系の著名なインフルエンサーであるジェームス・チャールズが参加するなど盛り上がりを見せたものの、瞬く間に非難が殺到する事態となってしまいました。
I don’t like this trend of “taking mugshots” because it’s glamorizing the idea of being detained and arrested. It’s a reality that many brown and black folk have to face, and to diminish this into some trend is really weird and gross.
— j (@yojogn) April 6, 2020
https://twitter.com/yojogn/status/1247167370788921345
「拘留や逮捕されることを美化しているようで、“マグショットを撮る”というトレンドが嫌いだ。アフリカ系の人々(誤認や冤罪で逮捕される率が高い)が直面している現実なのに、トレンドにしちゃうとかおかしな話だし、気持ち悪い」
その他にも、「ドメスティック・バイオレンスの被害者の気持ちになってみろ!」「血や傷だらけの顔がセクシーだとでも思ってるのか!」「お前らの家族に刑務所行ったヤツは一人もいないんだろ、ざけんなよ」「暴力はこれっぽっちも美的ではない」「アフリカ系というだけで、実際に警察に暴力を振るわれ、傷だらけの顔でマグショット撮られるヤツが大勢いるんだぞ」「バカなの?」といった怒りの声が数多く集まりました。
despite the fact that hundreds of other influencers and artists have done something similar, I deleted the mugshot trend because it was never my intention to trigger anyone & it's a waste of time trying to have an open discussion with people who hate me regardless ✌🏼
— James Charles (@jamescharles) April 6, 2020
https://twitter.com/jamescharles/status/1247233134019502082
結果として、ジェームス・チャールズは画像を削除することになりました。あまり反省はしていないようです。
ドメスティック・バイオレンスや警察による暴力が日常的な人たちと、非日常的な人たちとの意識の違いが炎上につながったようです。
※画像:Twitterより
https://twitter.com/lilpapivoni/status/1246890503796187136 [リンク]