先日、Twitterユーザーのmatutika(@matutika36)さんが投稿したこちらの写真。写っている指先のうち、1か所が「義肢」なのですが、一体どれだかわかるでしょうか。
本物そっくりのハイクオリティな義肢がネット上で大きな話題を集めていたのでご紹介します。
指先がミンチになったんですよ。
もう何年も前の話なんですけど。こんな手だったんです。
ピアノを20年弱やってたんだけれど、完治後もタッチが痛くて諦め。悲しかった。でもね…指って作れたんですよ。
怪我で楽器をあきらめた全ての人に伝わって欲しい。
この写真、左手中指の末端、義肢です。 pic.twitter.com/UxlTU0MOYn
— matutika@ツイキャスでお歌 平日18:00~ (@matutika36) February 5, 2020
正解は中指の先。
数年前に中指の先をなくし、20年弱弾いていたピアノを一度は諦めたというmatutikaさん。この義肢によってふたたび演奏ができるようになったのだそうです。
写真
①指サックのように着脱可能
②右手の中指との比較
③指の腹も私の指紋がある完成品を初めて見たとき、これ…私の指だ…!って感極まりました。
ピアノのタッチも痺れや痛みがなく、再び演奏できるように! pic.twitter.com/5D9HNZcrLa— matutika@ツイキャスでお歌 平日18:00~ (@matutika36) February 5, 2020
義肢は指サックのように着脱可能で、指の腹には自身の指紋も再現。細部まで精巧につくられた義肢を初めて見たときの印象について、matutikaさんは
これ…私の指だ…!って感極まりました。
とつづっています。
ツイートは公開されるやいなやネット上で大きな話題を集め、
・一見まじでどの指が義指なのか分からん・・・
日本の技術すげー・義肢の技術、素晴らしいですね。そして元々指が長くて美しい手をしていらっしゃるのに見とれました。
・僕も26年前に左手薬指を切断してギターを諦めました。
綺麗にくっついて傷もほんの少ししかありませんが、切断された指先の感覚はありません。
あのまま続ければよかったのか、今となってはわかりませんが、人の身体って不思議ですね。・愛和さん技術素晴らしいですよね。このクオリティーで作れるのは愛和さんならではです。あと見落としがちな義肢から指への移行部の作り方など流石だと思います。
私は義肢装具士とは違う職業ですがとても尊敬している会社です。
といった声が寄せられていました。
日本の技術は素晴らしい。
愛和義肢さん、本当にありがとうございます!!タッチの強さや指の滑りなど細かな要望にも親身に相談にのって頂き、何よりいつも笑顔で出迎えてくださったのが嬉しかった!
とても素敵な温かい会社です。
諦めてる人に届いて欲しい!#拡散希望https://t.co/bShDeNTZYT— matutika@ツイキャスでお歌 平日18:00~ (@matutika36) February 5, 2020
matutikaさんの義肢を作ったのは、東京都練馬区にある「株式会社 愛和義肢製作所」。義指のほかにも義手や義足、義耳など、さまざまなパーツをオーダーメイドで製作しています。他の製品の写真や製作方法などについては、公式Webサイトからご覧ください。
・株式会社愛和義肢製作所
https://aiwa-gishi.jp/
※matutika@ツイキャスでお歌 平日18:00~(@matutika36)さんTwitterより引用
https://twitter.com/matutika36