豚骨ラーメン『ラーメン凪 BUTAO』神田店がグランドオープン!福岡出身の記者が食べてみた

  by 古川 智規  Tags :  

凪スピリッツが海外6ヶ国で35店舗で展開中の「ラーメン凪 豚王」のリブランディング店舗となる国内初の旗艦店「ラーメン凪 BUTAO」神田店が2月2日にグランドオープンした。 報道関係者向けの先行試食会を取材したのでレポートする。
場所はJR神田駅の高架下東京方にあり、非常に間口が狭いのでよく見なければ通り過ぎてしまうので注意。

豚骨ラーメンのお店は今や東京でもそれほど探さずに見つけられ苦労せずに食べることができるが、果たして福岡の本物の味を食べることができるのかどうか。そのあたりに重点を置いて試食した。
店主は福岡県北九州市の出身ということで、その点は期待が持てる。記者も北九州市の出身だからだ。もちろん、海外で展開しているというので外国人にも好まれる味付けであることは予想しているが、福岡出身で本物でなければ意味がない。

提供メニューは4色のカラーから選択する。全てのベースの味となる「黄」、自家製辣油が旨味を引き出す「赤」、焦がしニンニクのマー油が香ばしい「黒」、バジルとオリーブオイルがマイルドに広がる「翠」の4色である。
注文書に希望の「色」、麺の硬さ、味の濃さ等を記入していき提出するとその通りに調理してくれる。
記者はもっとも基本的な「黄」に、残りの項目はほぼノーマル状態のものを注文した。ベースが美味しければ、あとはお好みでどう注文しても美味しいという判断からだ。また基本となるベースのラーメンそのものを味わいたかったからだ。

さて、豚骨ラーメンは細麺なので注文すれば5分もかからずに出てくる。その前に「ただ卵」という「ただの卵ではないタダのゆで卵」が出てくる。無料のサービス品だが、このゆで卵で口の中をリセットしてラーメンを味わってほしいという店主の心遣いだが、味に自信がないとできないサービス品だ。早速「ただ卵」を食べながらラーメンが出てくるのを待つ。ゆで卵の殻をむいて卵を食べている間にラーメンが出てくるので、取材で撮影をしながらという特殊性はあれども、スマホを触っている時間的な余裕はない。それだけスピーディーなのが細麺たる豚骨ラーメンの特色である。

注文したトッピングもお店自慢の秘伝のタレ「一撃」もニンニクも加えてない素の状態の豚骨ラーメンが出てきた。
九州では当たり前の青ネギとチャーシュー、それに九州では見られない白ネギがのったシンプルなラーメンだ。白ネギはいろどり程度でラーメンの味を変えるほどの量は乗っていない。

スープの温度は熱すぎずぬるすぎず、ちょうどよい。麺は自家製の細麺で、若干弾力がある。記者はカタ麺を注文したがちょうどよい茹で具合である。ただし麺の硬さは食べる人の好みだ。一般的に福岡の極細麺は腰の弱いストレート麺なのでスープをよく吸って伸びやすいためにカタ麺くらいがちょうどよいとされ、一杯あたりの量も比較的少量だ。よって一杯に大量の麺を入れるとラーメンが伸びてしまうため、量を食べたい人には替え玉制度がある。
肝心のスープは念入りに豚骨を焚き上げたというだけあり、濃厚だがつきっきりで丁寧に作るスープなので、ただ濃厚というだけではない比較的あっさりめのものだ。若干の甘みが感じられるのも丁寧な作りの証だ。これならば独特の豚骨臭と脂っこさが気になる関東の方でもおいしく食べられることだろう。もっとガツンとした福岡っぽさが必要であれば、スープを濃い方に振って注文したり、油を足したり、秘伝のタレ「一撃」を溶かしたりして好みのスープに調整するとよいだろう。

今はどうか知らないが、昔は福岡のラーメン店に標準で蓮華はなかった。どんぶりを持ち上げてスープを全部飲みほしたものだ。そうして飲み干したどんぶりには「我が豚骨に一片の悔いなし」という店主の心意気が込められたメッセージが現れた。全部飲みほした人にしかわからない店主の感謝のメッセージと受け取った。
この基本となる美味しい豚骨ラーメンであれば、他の色でもトッピングでも、どんなシチュエーションでもおいしく食べることができると確信する。
それぞれのラーメンは税込み830円なので、東京ではそれほど高くもなく神田駅下という立地を考慮すると妥当な価格だろう。

普段の昼食として、また平日の営業時間も午前2時までと遅くまで開いているので飲んだ後の締めにおいしい一杯を味わってみてはいかがだろうか。

■「ラーメン凪 BUTAO」神田店

【名称】「ラーメン凪 BUTAO」神田店
【住所】東京都千代田区鍛冶町 2-13-7
【TEL】03-6206-0324
【営業時間】月-金:11:00-26:00/土・日・祝:11:00-22:00
【定休日】なし
【席数】20 席(個室:6 席)

※写真はすべて記者撮影

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