ハーゲンダッツ ジャパンは、華もち『吟撰きなこ黒みつ』、同『ずんだ』を9月17日より期間限定で発売している。
本シリーズはアイスクリームと、もちを組み合わせた人気の ”華もち”シリーズで、今回で3回目の発売になる。
早速食べてみたのでレポートする。
吟撰きなこ黒みつ
「吟撰きなこ黒みつ」は、毎回発売している「きなこ黒みつ」がさらにアップグレードされて新登場。「吟撰」を冠にいただいた自信作だ。「吟」は「内容を探り確かめる」の意、そして「撰」は「多くの中からよりすぐる」の意があり、吟味して選りすぐった内容とは、きなこの材料と煎り方、そしてアイスと黒みつソースのバランスである。
具体的に見てみると、表面を覆うきなこは黒大豆と黄大豆をブレンドして浅煎りにすることによりきなこ本来の風味を残し、アイスに練り込んだきなこは深煎りにして濃厚なミルクアイスと黒みつに合わせたという。
実際に食べてみると、なるほどもちとともに存在するきなこは、大豆の風味をそのまま残してサラサラで和菓子そのままという感じがした。一方のアイスは練り込まれた深煎りきなこが香ばしく、そして黒みつとミルクアイスが合わさったことにより「和の濃厚」さが一層引き立つように感じた。もちが柔らかくなるまでしばらく置いておき、すべてを合わせると、どれもが濃厚さを主張してくるハーゲンダッツ特有のスイーツに仕上がっていることが実感できることだろう。
ずんだ
おなじみの「ずんだもち」をもとにアイスに仕上げた「ずんだ」は、なんといっても枝豆の食感がきちんと残されているところに鍵がある。そしてミルクアイスに合わせた茶豆に塩を組み合わせたソースにより甘さが引き立つという寸法だ。
ちなみに、枝豆も大豆ならば、茶豆も大豆。どちらも大豆には違いないが、茶豆は枝豆の中でもブランド品と言われるほど濃厚な味で値段も高い。
言われてみれば、ビールにつきものの枝豆は塩を利かせたものが好まれるので、枝豆だらけの本品に塩が合わないわけはない。
そして、程よく溶けるまで置いておけば柔らかくなったもちとずんだがよく絡み合い、当初枝豆を食べているような感覚から、和菓子としての一面が見えてくるから不思議だ。ビールのお供にとは言わないが、お茶のお供には最適な逸品だ。
いずれも期間限定で全国のコンビニやスーパーマーケットで発売している。
秋の夜長をお茶とアイスでゆっくりと過ごしてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影