8月16日、米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構えるTonal社が、世界初となる壁掛け型スマートフィットネスマシン『トーナル(Tonal)』の発売を発表しました。同社は、Apple、GoPro、FitbitなどのIT企業出身者中心のスタートアップです。機械学習する『トーナル』は、2年にも及ぶベータテストを経て発売開始となりました。初期費用が2995ドル(約33万円)、コンテンツ及びデータ維持費が月額49ドル(約5400円、一世帯当たりの利用人数制限なし)、設置料が250ドル(約2万7500円)となっています。
Tonal | Introducing the World’s Most Intelligent Fitness System (YouTube)
https://youtu.be/j1RdHmefjmI
従来のバーベルやダンベルのプレートの代わりに、“デジタル・ウェイト”と呼ばれる電磁力を使った負荷をかけることができるのが、『トーナル』最大の特徴です。トレーニング中に苦しくなった場合は、プログラムを終了できるように自動的に負荷を軽減してくれます。『トーナル』を利用したトレーニングは、目標設定→プログラムの提案及びコーチング→効果測定という流れで進行します。
タッチパネルで操作開始。
プログラムごとに専門のトレーナーがガイドしてくれます。
トレーナーの動きをモニターで確認しながらトレーニング。
プログラムごとに詳細な個人データを収集・管理してくれます。
プログラム終了後はデータをまとめて表示してくれ、アドバイスももらえます。
国土が広く移動に時間がかかるアメリカでは、自宅にいながら用が済むというサービス分野は日本より一日の長があります。ピザのデリバリーを筆頭に、買い物で外出しないで済む『Amazon.com』やDVDを借りに行かないで済む『Netflix』などがいい例です。時間をつくって、最新のフィットネスウェアと着替えを持って、車に乗ってわざわざジムまでいかなくとも、自宅で気軽にトレーニングできてしまう『トーナル』。自宅にいながら用を済ませたいアメリカ人にどこまで支持されるのか注目です。果たして『Amazon.com』や『Netflix』のような当り前の存在になれるのでしょうか。
※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=j1RdHmefjmI
※ソース:
https://tonal.com/