カラオケパセラ秋葉原昭和通り館のみで提供している、⼆郎系インスパイア系ラーメン『ラーメンパ郎』をご存知だろうか。ラーメンマニアの店⻑・小林氏が、すべてにおいてこだわり抜いた魂の一杯であり、そのクオリティの高さに⼆郎ファンがわざわざ⾷べに来ることも少なくない。
そんな『ラーメンパ郎』に、新たに「2倍盛り」「3倍盛り」が登場した。ただでさえボリューミーなメニューにも関わらず、さらに盛っていくという超前衛的なスタイル。それを確かめに、本記者はカラオケパセラ秋葉原昭和通り館へ突撃した――。
パセラはなんてものを作ってしまったんだ
「こっ、この『3倍ラーメンパ郎』をお願いします……っ!」
JR秋葉原駅の昭和通り口から徒歩2分。「カラオケパセラ秋葉原昭和通り館」の一室から件のメニューを注文した。メニュー表によると、麺は茹で前で750g、豚は6枚とのこと。
……茹で前で750g!?
ラーメン二郎の大が大体300g~500gだと考えると、750gは最早フードファイター向けのメニューである。「ああ……やべぇ物を注文してしまった……」と悶々としているうちに、注文の品が登場。商品を運んできてくれた女性店員さんが、一生懸命笑顔で接客してくれたが、腕にはかなりの力が入っていることが伺えた。
こちらが『3倍ラーメンパ郎』である。
通常サイズの『ラーメンパ郎』と比べてみる。左が3倍、右が通常サイズだ。その量がゆえに、3倍の器にはすり鉢を使用している。
この迫力である。「さあ、食えるのものなら食ってみろ!」と挑発されているかのようなインパクトだ……! 見た目だけでクラっと来そうだったが、不思議と腹が欲している。圧倒的なオーラを放つ『パ郎』の魔力に逆らえず、本能のままに食らいついた。
……ファイ!!
重量に苦戦しながらも「天地返し」を決め、なんとか麺の伸びを回避。あとは必死に食う、食う、食う! そして全然、減らねぇ!!
しかし、この太麺が本当に美味い。なんとその正体は管野製麺所の極太麺。G系定番の小麦粉を使用した非常にゴリッとした食感の麺であり、その道の方には超有名な逸品だ。この麺は小林店長独自のパイプで仕入れているもので、じつは店頭には「管野製麺所」の看板も設置されている。……小林店長は一体何者なんだ。
スープもしっかりと二郎系であり、麺のインパクトにも負けない。小林店長に話を伺ったところ、二郎お馴染みの化学調味料を少なくし、食べやすくしているのがポイントだという。しかし、ただ少なくしただけではガツンした衝撃がなくなるため、試行錯誤を繰り返して現在の味になったようだ。
ちなみに、味変用に生卵やチーズ、カレー粉などが用意されているのがありがたい。
さすがに1人では無理と判断し、同行を頼んだ編集者にヘルプを求め、20分ほどで完食――。食べた後は、しばらく動けなくなったのは言うまでもない。
しかし、ここは二郎のカウンターではない。ロット乱しはギルティというルールもないのが、実にありがたい。じつはここもポイントで、時間や周りを気にせず二郎系ラーメンを食べられる場所は、そう多くない。そのため、二郎系に興味はあるが、食べる機会がなかったという方が(ノーマルサイズの)パ郎を多く注文しているという。
3倍盛りに関しては、フードファイターでなければ1人で食べきるのは難しい。仲間うちでワイワイ会話しながら楽しむのが良いだろう。
さあ、この味も量のダブルパンチが楽しめる『ラーメンパ郎』の「2・3倍盛り」。気になる方は、ぜひチャレンジしてほしい!!
店舗概要
カラオケパセラ秋葉原昭和通り館
■住所:東京都千代田区神田佐久間町2-10
■電話:0120-706-738(携帯可)
■営業:
月~木 12 : 00~翌5 : 00
金・祝前日 12 : 00~翌7 : 00
土 11 : 00~翌7 : 00
日・祝日 11 : 00~翌5 : 00