レキットベンキーザー・ジャパンが発売する薬用せっけん「ミューズ」より、リニューアルした「色が変わる 泡ハンドソープ」が発売されている。
おなじみのミューズが液体のハンドソープになり、さらに自動で泡が出る機械(ディスペンサー)も販売されている。
本来のメーカーの思惑はこうだ。動画を見ていただければ一目瞭然。
■【新しいミューズ】子育ては、あの手、この手 篇
https://youtu.be/yMvIWTLwBf8
要するにあの手この手で子供に手を洗わせたい。それも自ら進んでだ。
それはそれで結構なことだ。メーカーには申し訳ないが実はこの商品、家族それぞれに面白さやメリットがあるので、それぞれの立場で検証してみた。子供へのメリットは動画の通りなので、本稿では省略する。
まずは商品の概要から。
様々な色と香りがついたセットが用意されている。もちろんボトル単体での購入もできる。要は詰め替え用だ。
写真左からグレープフルーツ、ブルーソーダレモン(ポケモン限定デザイン)、グリーンティー、キッチン。
本体の電源は単三乾電池4本を使用する。セットには同梱(どうこん)されているので別途の購入は不要だ。
キッチンや洗面所での使用を考慮して、防水パッキンが付いているので多少の水がかかっても大丈夫だ。
ボトルをさかさまに本体にセットする。準備はこれで完了。センサーが働いて、手をかざすと自動で適量の泡が出る仕組みだ。
これを最初に見た時に、記者は男はこういう機械ものが好きで自動となると好奇心をそそる子供のようなところがあると思っていたので、パパは飛びつくだろうと考えた。
高級ホテルの手洗い所には業務用のものが置いてあるが、家庭で手軽に同様のものが設置できるのは男としては単純にかっこいい。
1回分を手をかざして出してみた。色はボトルの通りブルーで、ラムネのようなさわやかな香りが漂ってきた。これではパパに劣らず子供も進んで手を洗うだろうと思う。色も子供には重要だ。
意外と少ないように感じるが、メーカーが適量をセットしているのでこれでいいのだろう。
普段、記者が手押しポンプで数回ポンピングして出している量を取ってみた。明らかに多い。
つまり、普段はワンプッシュでいいのに数回プッシュして無駄な量を使用したいたと判断できる。
キッチンで料理をしているママには手をかざすだけで手を洗うことができるのはどれだけユースフル(便利・有用)だろうと思う。そして、無駄な量を使用することがないので、長い目で見れば経済的であるともいえる。
そして洗い終わりのサインはブルーの泡が白くなること。少し驚きだったのは、普段いかにちゃんと洗っていないかということが分かったからだ。普段の手洗いの3倍は手をこすらないと白くならない。つまり不十分なこすり洗いだったということで、これで意識しなくても自然にしっかり手洗いができる。
家族全員が健康で清潔な暮らしをするための一つのきっかけとしてもいいのかもしれない。
※写真はすべて記者撮影