シンガポールの『チャンネル・ニュースアジア』によると、86歳の男性が主婦から250シンガポールドルを騙し取った罪で、有罪判決を受けた。日本人の平均寿命を上回るほど年を重ねた老人が、なぜ刑務所送りになったのだろうか。
事の成り行きは以下のようなもの。ある主婦がご近所トラブルを抱えていたことを知った老人は、そのトラブルに便乗し、彼女を騙すことを画策した。昨年8月、彼は55歳の女性に接近すると、「自分は状況を把握している」「問題を解決できる」などと言い、弁護士費用の名目で現金を騙し取った。
しかし、彼はさらに現金を要求した挙句、主婦が身に付けていたネックレスまで奪おうとした。ここまで来れば、誰だっておかしいと思うはずだ。もちろん彼女も例外ではなかった。
250シンガポールドルは日本円に換算すると、16,000円ぐらい。約16,000円を騙し取った代償は懲役7ヶ月と重たいものになった。お騒がせ老人は既に収監された模様だが、自分が86歳になった時に刑務所暮らしをするかと思うと…。年を重ねて犯罪に走らないように、元気なうちにバリバリ働きたいものだ。