Windowsユーザーにとって、OSの変化は自分の過去を振り返る良いきっかけになるのではないだろうか。
筆者の歴史で言うと、Windows3.1から始まり、95で高校時代を過ごし、大学時代を98で。そして大人になって長年使ってきたWindowsOSがXPだった。
そのWindowsXPのサポートが、あと2年で終了するという。
Appleの波に乗り遅れ、Windowsを使い続け、さらにはOSをアップデートすることなくWindowsXPを使い続けてきたには、少なからずそのユーザビリティを教授していたからに違いない。
もちろん、Vitsaと7も使ってみた。ご存知の通りVistaは使い物にならなかったし(しょこたんブログ参照 http://ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-10645047701.html)、7も慣れていないせいかいまいちしっくりこない。結局XPのパソコンをいじるときがもっとも仕事がはかどっていたりするのである。
理由は様々だがおそらく、XPの時代が最もパソコンに興味を持ち、様々な機能を追求しようとするモチベーションのあった時代だったのだ。
やはり、OSも育ってきた環境に依存するのは否めない。
そんなXPは依然としてシェアを保ち続けている。全世界のパソコンのうち、3分の1以上はまだXPが搭載されている。アメリカですら22%ものパソコンがいまだXPなのである。日本の大企業も体質上、なかなかアップデートができていないというのが現状ではないだろうか。
XPの小売は2008年に既に終了しているものの、これまで後継OSへの移行が完了していないのは、後継OSに何らかの不満足要因があるのではないかとうがった見方もできてしまう。
ITバブル期にプロジェクトされ、各企業毎にカスタマイズされたXP対応のシステムがガラパゴス状態になってしまっていることも、OSアップデートを推進できない理由として起因しているだろう。そうこうしているうちに、Andoid、Linuxといった汎用的なOSが着々とシェアを伸ばす結果となった。
Microsoft社によれば、アップデートはセキュリティー関連のみで、2014年4月8日で終了するとのこと。
ウルトラウルトラウルトラウルトラブック♪、次の時代が始まるのIntel!(インテルCMより http://www.intel.com/jp/tomorrow/tvcm/)とばかりに、次の時代がもうそこに来ている。
楽しみだが、少しさみしいというのが本音だ。
※画像は、インテル社のHPよりキャプチャ