1971年9月18日に誕生した世界初のカップ麺であるカップヌードル。
発売45周年を迎えるロングセラーブランドであるカップヌードルは、現在80以上の国と地域で販売されている。
現在実施している『世界のカップヌードル総選挙』は、世界各国で販売されているカップヌードルから厳選した20品のうち、投票により“一番食べたい”と思うものを決定し、1位になった商品を『カップヌードルBIG』シリーズとして日本向けに仕様変更をした上で発売する企画。
5月31日までネット上で行われている同企画だが、なにせ日本で発売されているものではないために、どのような投票行動になるのか興味のあるところだが、海外で食べたことのある方はそれを思い出したり、あるいはサイト上の説明書きを読んだりとそれぞれ。
そこで、記者が好みとは全く関係なく手に入れることができた20種のうち3種について、レポートする。
まずは、手に入った3種にちういてメーカーの説明より紹介する。
フィリピン代表 ■Batchoy(バツチョイ)
フレーバー:揚げニンニク香る豚肉の煮込み
フィリピンの郷土料理である豚肉の煮込みスープ「バッチョイ」味のカップヌードル。あっさりとしながらも奥深い味わいに仕上げました。具材の揚げニンニクの風味が食欲をそそる一杯です。
メキシコ代表 ■Con Camaron Picante(コン カマロン ピカンテ)
フレーバー:辛口シュリンプ
エビの旨みと唐辛子の辛さに加え、パクチーのフレッシュな香りがアクセントになった、味と香りを楽しめるスープ。唐辛子が名物のメキシコならではの辛口カップヌードルです。
タイ代表 ■MOO MANAO(ムーマナオ)
フレーバー:辛口ライムポーク
酸味と辛さが特徴のタイ風豚しゃぶサラダをカップヌードル流にアレンジ。豚肉の旨みにライムの酸味と香り、唐辛子の辛さが調和したエスニックな味わいです。
フィリピンのバツチョイは、フィルムをはがしたとたんにニンニクのにおいが。
食べてみると、これは美味い。
なぜこれが今まで日本になかったのか不思議なくらい。
ただし、お昼ご飯に食べるのは注意が必要。非常に美味しいのだが、ニンニクの香りがいつまでも漂うのだ。
メキシコのコン カマロン ピカンテは、チリトマト系の香りがする。
食べてみると、なんとなく味が薄い気がするが、スープはチリ系の辛みとトマトのさわやかな酸味が合わさった不思議な味。
タイのムーマナオは、まさにトムヤンクンの香り。
中に調味油のようなものと折り畳み式のフォークが入っていたのがわからずにそのままお湯を入れてしまった。
浮いてきて慌てて引き上げた次第だ。
日本のカップヌードルにはないものなので、慣れと思い込みとは恐ろしいものだ。
フォークを組み立てた状態。油だと思っていたものはもしかしたらライムかもしれないが、確認しないまま入れてしまった。
味は、トムヤムスープそのもので辛いがライムの酸味が強い不思議な味。
20種のうちのたった3種なので、参考にはならないかもしれないが、説明文を読んで食べてみたいカップヌードルに投票してみてはいかがだろうか。
もしかしたら、あなたの「推し麺」が日本で食べることができるかもしれない。
※写真はすべて記者撮影