Foodex Japan で見つけた常識はずれのチリ『タヒン』(Tajin)
チリというと肉などにかけて辛さを味わう調味料だと考えます。 この『タヒン』(Tajin)はメキシコ生まれのチリベースの調味料ですが、常識を疑うような使い方をします。 それは、フルーツにかけて楽しむ方法です。 一見、ゲテモノや罰ゲームなどという考えが頭をよぎりますが、決してそのようなものでは有りません。 『Foodex Japan 2012』で”フェニックスインターナショナル”が日本での取り扱いを始めました。
『タヒン』は何が違うのか?
『タヒン』はチリを使っていますが、辛いものではなくマイルドな辛さのものが選ばれています。また、ライムなどの柑橘系のフレーバーも入っており、辛さを強化すると言うよりチリ本来の香り豊かさとライムのフルーツ感を楽しむ事ができます。 従来のペッパーソースなどの辛さを強化するものとは全く違います。
具体的な応用例
キウイやりんごなどの果物にかけて食べるのがメキシコ流です。 スティックサラダにも非常に合います。 果物や野菜の甘みとタヒンのピリ辛、酸っぱさのコントラストがマッチします。 もちろん、チリベースなので、肉料理にも合います。 フライドチキン、ハンバーグ等にかけたり、鍋などの煮込み料理に使えます。
お気に入りのドリンクと合わせてバージン・ジュース・カクテルに
お気に入りの100%ジュースを飲むときも『タヒン』を使うと新しい味になります。直接混ぜるのではなくグラスの縁に付けて、舐めるようにジュースを飲みます。 このスタイルはカクテルのマルガリータの塩に似ており、マルガリータの塩替わりにも『タヒン』を使うことができます。
『タヒン』が応用できる分野
家庭にテーブル調味料として置いておく以外に、ビジネス的なインパクトを考えてみました。 まずは、外食産業です。 レストランやバーなどで『タヒン』を使うことにより、仕入れの材料を増やさずにフードやドリンクのラインナップを強化できます。 フルーツもノーマル版と『タヒン』をトッピングした物の二種類を提供すればメニューも二倍になります。 カクテルも『タヒン』を使った物を増やせばあまり冒険せずに新ジャンルを増やすことも可能です。
海外では認められている『タヒン』
アメリカとメキシコでは『ウォルマート』、『セブンイレブン』、『コストコ』などの大手小売チェーンで販売されています。 また『ユニリーバ』、『プロクター・アンド・ギャンブル』(P&G)、『ドミノ・ピザ』、『ペプシコ』などの企業とも提携しています。 一見怪しいコンセプトに見えますが、これらの実績は強いと考えます。
動画インタビュー
『Foodex Japan 2012』の動画インタビューを行いました。 詳しくは以下の動画をご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=m1eTBiLlhhw 『フルーツにチリ?常識はずれのタヒン Tajin』