NvidiaとGoogleは、Androidのドリーム・チームになる。(2)

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 ApphabetのGoogleは、Androidベースのスマート・デバイス用に、カスタムSOCを開発するための、パートナーを探しているという。

   (続き)

 パラダイム・シフトに順応する。

 モバイル・デバイスは、パーソナル・コンピューティングの中心になり、Apple、Samsung、および、Huaweiといった、モバイル・デバイス・メーカが、独自のカスタムSOCを設計するようになったので、Intelアーキテクチャ主導であった、従来の半導体ビジネス・モデルが混乱した。

 このようなパラダイム・シフトの影響が議論されてきたが、影響や意義の認識は、あまりなかった。

 NvidiaのCEO、Jen-Hsun Huang氏によると、Nvidiaは、再投資することで、堅調に成長してる、スマート・デバイスの、極めて大きな市場に、ビジネスをシフトさせているという。

 NvidiaのCEO、Jen-Hsun Huang氏によると、Nvidiaは、再投資することで、堅調に成長してる、スマート・デバイスの、極めて大きな市場に、ビジネスをシフトさせているという。

 Jen-Hsun Huang氏によると、Nvidiaは、コンポーネントを生産して販売するビジネスから、現在、出遅れている、ライセンスを販売するビジネスへ、ビジネス・モデルをシフトさせるという。

 Nvidiaは、垂直市場に焦点を合わせ、専門家したプラットフォームを作成するビジネスに移行することを決定した。

 Nvidiaは、OEMにチップを供給することから、チップを組み込んだ製品を供給することに、同社の戦略をシフトさせ、垂直統合を追求していく。

 これは、半導体メーカが、応用製品(サーバ、PC、モバイル・デバイス、ウェアラブル・デバイス、および、さまざまなスマート・デバイス)の要件に合った製品を提供できるよう、パラダイムのシフトを試行方法の、1つの例である。

 スマート・デバイスには、各種IoT対応デバイス、車載コンピューティング・デバイス、スマート・ホーム、スマート・シティ、ロボットなどの分野があり、チップを組み込んだ製品に対する要件も異なっている。

 半導体メーカは、オペレーティング・システム・ベンダとパートナーを組み、プラットフォームを整備し、エコシステムを拡大させることに取り組んでいる。

 このため、半導体メーカは、システムやアプリの開発ベンダに、それぞれの分野のニーズに合った、チップ、プラットフォーム、および、開発環境を提供しており、さらに、各プラットフォーム間で、開発リソースを共有でき、相互に、シームレスに連携できるようにすることに取り組んでいる。

 これにより、システムやアプリの開発ベンダは、開発リソースを有効に活用し、それぞれのデバイスのニーズに合わせ、効率的に、応用製品やアプリを開発できるようになり、ポートフォリオが充実する、相乗効果が得られる。

・ゲーム機能用の、カスタムSOCと、GPUのサプライヤとしての、Nvidiaの競争相手は、AMDだろう。

 AMDは、Microsoftのゲーム機、Xbox One用に作成された、「セミカスタムSOC」で、何らかの成功を見た。

 AMDは、ゲーム機のベンダに、十分な個数の「セミカスタムSOC」を販売できなかったが、Androidベースのデバイス・ベンダに採用されれば、カスタムSOCの出荷台数が大幅に増やすことができると期待している。

・GoogleのAndroidプラットフォームへの、カスタムSOCサプライヤとしての、Nvidiaの競争相手は、Qualcommだろう。

 Qualcommは、Androidベースのスマートフォン用のセミカスタムSOCの、形式上のサプライヤだろう。

 しかし、Qualcommが、GoogleのAndroidベースのスマートフォンに搭載される、カスタムSOCを生産することだけに興味を持っているかどうかは、疑問である。

 Qualcommは、スマートフォン以外のスマート・デバイス向けに、カスタムSOCを供給することにも興味を持っているように見える。

・Googleは、スマートグラスやスマートウォッチなど、ウェアラブルスマート・デバイス用に、「Android Wear」プラットフォームを提供している。

 また、Googleは、手頃な価格のPCプラットフォームを提供することにも興味を持っており、Chromebookを、「Chromebook Pixel」プラットフォームとして発展させた。

 さらに、Googleは、取り外し可能なキーボードを持つ、PCに、「Android Pixel C」プラットフォームを提供し、タブレットのAndroid文化をPCに発展させている。

 これらのPC的なデバイス向けに、カスタムSOCを供給することは、Nvidiaにとって、新たなビジネス・チャンスになるかも知れない。

 は、このようなパラダイムのシフトに対応し、垂直デバイス市場を追求することに取り組んでいる。

 Nvidiaは、モバイル・デバイスやパーソナル・デバイスで、Googleとチームを組むことで、同社との現在の関係を、自然に拡張させていくようだ。

 Googleは、Androidを、モバイル・デバイスやパーソナル・デバイスの、中心的なOSプラットフォームにする、野心をサポートするための、カスタムSOCを必要としており、Nvidiaは、カスタムSOC、Tegraシリーズのビジネスを発展させたいと思っている。

 Nvidiaは、GPUの分野で、ライバルのAMDに、打ち勝つことができた。

 Nvidiaは、Android文化のタブレットやPC向けの、カスタムSOCとして、Tegraシリーズの採用を促すことで、Qualcommに対抗していくようだ。

 Nvidiaは、ディープラーニング、センサーフュージョン、サラウンドビジョンといった機能、が統合された、自動運転車用の車載システムの開発プラットフォーム、NVIDIA DRIVE PXや、デジタルコックピットコンピュータ、NVIDIA DRIVE CEも提供している。

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