電気自動車とソフトウェアの組み合わせは、何をもたらすだろう? 2016年2月21日
By Robert McMillan、WSJ
NextEVのPadmasree Warrior氏によると、自動車市場が、社会的な大変動に備えているという。
(続き)
WSJ:NextEVにおける、電気自動車の開発に、ソフトウェアが、さらに重要性になるのですか?
Warrior氏:ソフトウェアは、自動車の開発において、今まで以上に重要になり、成功の鍵になるだろう。
自動車の開発における、ソフトウェアの役割について考え、モバイル・アプリを作成することについて考えると、ソフトウェアは、数人の技術者で開発を行うことができるが、自動車を開発することを考えると、自動車の特徴は、伝統的に、長い製品サイクルと、膨大な人数の技術者だろう。
それでは、乗り物の開発に、どのように、ソフトウェアが移行するスピードと、モバイル・インターネットの考え方をもたらしたら良いのだろう?
これには、自動車の開発者とソフトウェアの開発者が、異なったスピードで作業するために、両者をマッチングさせ、同期させる必要がある。
WSJ:両者のギャップを、どのように橋渡しするのですか?
Warrior氏:スマートフォンのアプリがクラッシュしても、大きな扱いにならないが、自動車がクラッシュすれば、極めて大きな扱いになる。
このため、ソフトウェア開発者は、自動車のソフトウェアがクラッシュすることで、絶対に、車のクラッシュに繋がらないようにしなければならないので、自動車の開発者の経験や知識が必要である。
また、NextEVの、電気自動車の開発者は、ソフトウェアや電気の考え方や知識を理解する必要がある。
電気自動車の製品定義において、ビジョンの、確実なマッチングが必要になるので、自動車の開発者とソフトウェアの開発者には、互いの分野の、正しい専門的な技術や知識がなければならない。
WSJ:多くのシリコンバレーのベンダは、経験を持った技術者を雇用できるので、Teslaを気にすることなく、AppleやGoogleと競争することができる。
NextEVが、シリコンバレーの技術者を雇用する上での、売りは何ですか?
Warrior氏:NextEVの売りは、新しい、グローバルな会社であることだ。
シリコンバレーの技術者は、NextEVを大きくすることに貢献できる。
大企業で、技術者は、あまり、自分のやりたいことができない場合も多いが、NextEVには、スタートアップとしての自由があり、最初からの仕事を行える機会も多い。