Facebookは、数年前に買収した、モバイル・アプリを開発するためのツール、Parseのサポートを終わらせるだろう。 2016年1月28日
By Deepa Seetharaman、WSJ
Facebookは、数年前に買収した、モバイル・アプリを開発するためのツール、Parseのサポートを終わらせるだろう。
Parseの創設者、Kevin Lacker氏によると、Facebookは、2011年に作成された、Parseサービスの提供を、2017年1月28日までに、徐々に終わらせる意向だという。
Facebookは、モバイル・ビジネスに本格的に参入した、2013年4月に、8500万ドル相当の現金と株で、モバイル・アプリを開発するためのツール、Parseを買収した。
Wall Street Journalによると、Dropboxも、Parseの買収に入札し、AlphabetのGoogleとYahooも、Parseに興味を示していたという。
この時に、Facebookは、Parseの買収で、開発者が、モバイル・プラットフォームとデバイスに渡り、アプリを手早く構築するのを支援すると述べた。
Parseは、2015年3月に、FacebookのF8開発者コンファレンスで、新たなツールを発表した。
この2015年3月の発表から、1年近く経ち、Parseは、Facebookログインの拡張や、モバイル・アプリのインストール広告の拡張といった、コア・プラットフォームに由来したプロジェクトに焦点を合わせることを決定した。
Facebookは、2015年4Qに、モバイル広告ビジネスが堅調であったことを発表した。
Facebookのスポークスマンは、「我々は、常に、開発者コミュニティに、最も役に経つことのできる方法を評価しており、分析、発見、認証といった分野の、高いインパクトのある製品やサービスに、より多くのリソースを捧げたいと思っている。」と述べた。
Parseは、同社のWebサイトで、顧客として、White House、Orbitz、および、Thomson Reutersをリストしている。