Apple、Alphabet、Yahooを含む、大手ITベンダは、2016年に、シリコン・バレーにおいて、人気のあるスポーツ競技に支援を提供する。 2016年1月19日
By Georgia Wells、WSJ
Apple、Alphabet、Yahooなどの、大手ITベンダは、2月7日のフットボールの試合のための、National Football Leagueと地域コミュニティ間のリエゾンである、Super Bowlホスト委員会のスポンサーをしている。
これらの大手ITベンダのリーダには、YahooのCEO Marissa Mayer氏、IntelのCEO Brian Krzanich氏、および、Alphabetの上級副社長David Drummond氏は、このSuper Bowlホスト委員会の顧問団を努めている。
Super Bowlホスト委員会を主催している、スポンサーには、Intuit、Hewlett Packard Enterprise、SAP、および、Seagate Technologyといった老舗の大手ITベンダがいる。
Super Bowlは、アメリカ文化において、大きな位置付けにあり、フットボールは、米国で最も関心の高い、スポーツ競技の1つである。
さまざまなタイプの人たちに到達できるので、Super Bowlのスケールの大きさは、ITベンダにとって、魅力的である。
通常は、地方自治体や観光協会が、スポーツ競技へ、最も多く融資していることが多いが、Super Bowlホスト委員会は、Super Bowlに融資しており、カリフォルニア州の支援なく、この委員会を主催しているスポンサーから、5000万ドルの融資を受けている。
シリコン・バレーのITベンダは、キャンパスの展開計画に、しばしば、地方自治体の協力を必要とするので、後援者との関係を良好に保ち、企業イメージを向上させることに興味を持っている。
これらのITベンダは、Super Bowlの試合が行われる、 Levi’s Stadium競技場の近くに、本社がある。
Googleの親会社の、Alphabetは、湾岸地区の、いくつかの場所から、Levi’s Stadium競技場まで、約5,000人のファンを輸送するために、サンフランシスコとシリコン・バレーの間を往復させている、同社の従業員用のシャトルバスを、Super Bowlのために提供した。
週末に、Super Bowlの試合を観戦に来る人の数は、100万人ぐらいだと見積もられており、Alphabetは、同社の従業員用のシャトルバスを提供し、地域のトラフィックを緩和させることに貢献する。
ちなみに、Super Bowl Sundayの、豪華なバスの往復の乗車チケットの値段は、1人当り、55ドルぐらいだという。
Appleによると、同社は、Super Bowlホスト委員会のサポータであり、製品や設備を提供するが、ロゴや社名を、提供する設備に付けないことにしたという。
SAPは、サンフランシスコのEmbarcaderoで開催される、Super Bowlの試合前のファン・パーティで、ファンが、大画面スクリーンでプレーできる、未来的なフットボールのゲームを作成するために、シリコン・バレーのゲーム・デザイナーと提携した。
Uber Technologiesは、実際のSuper Bowlの試合を観戦に来る、7万人の観客のために、輸送の調整を支援することで、Super Bowlホスト委員会に参加した。
Uberの競争相手であるLyftは、Uberと共に、Super Bowlに、輸送を提供すること、Super Bowlホスト委員会から打診されたが、一緒には提供しないことにしたようだ。
これにより、Uberは、Levi’s Stadium競技場へ乗客を送ったり、スタジアムの近くに迎えに行ったりすることのできる、相乗りサービスを提供する、唯一の配車会社になるようだ。