仮想的なラジコン・カーを操縦し、架空のサッカー・ゲームをする、コンピュータ・ゲーム、「Rocket League」は、2015年のサプライズ・ビデオゲームになるだろうか? 2015年12月17日
By Sarah E. Needleman、WSJ
「Rocket League」は、ラジコン・カーを操作してサッカーを行う、架空のスポーツを題材とした、PCとSonyのPlayStation 4でプレーできる、Psyonixのコンピュータ・ゲームである。
「Rocket League」で架空のサッカーを行う、ラジコン・カーの選手には、映画「バック・ツー・ザ・フューチャー」に出てくる、有名なタイムマシン車、「DeLorean」もいるという。
映画「バック・ツー・ザ・フューチャー」のタイムマシン車、「DeLorean」は、クラシックなスーパーカーのイメージの、ビデオゲーム「Rocket League」に参加する、プレーヤが選択できる車の1台である。
ラジコン・カーを操作してサッカーを行う、ビデオゲームである、「Rocket League」は、2015年7月に、PCとSonyのPlayStation 4ゲーム機向けに出荷されて以来、5000万ドル近くの売上がある。
2015年12月5日に、ラジコン・カーが、サッカーの選手になる、「Rocket League」は、Electronic Artsの「FIFA 16」といった、メジャーなサッカー・ゲームを打ち負かし、Game Awardsのスポーツ/レーシング部門で、最も優れた、ビデオゲームとして、トップにランクされた。
「Rocket League」では、プレーヤ同士が、自分の好きな仮想のラジコン・カーを、ゲーム機のコントローラで操作し、巨大なサッカー・ボールを、相手チームのゴールに打ち込む。
ファンによると、このビデオゲームは、操作を覚えるのは容易だが、ゲーム・プレーをマスターするのは難しいという。
プレーヤは、気に入ったラジコン・カーを選択し、さまざまにデザインして、カスタマイズできることも魅力のようだ。
Psyonixによると、「バック・ツー・ザ・フューチャー」のタイムマシン車、「DeLorean」の形をした、架空のラジコン・カーは、2ドルから4ドルで販売されているという。
UniversalとPsyonixは、この「DeLorean」の売上を分け合うことで契約を交わしたようだ。
Psyonixは、2000年に設立されており、2005年以来、利益を上げている。
Psyonixによると、2008年に、「Rocket League」のアイデアの原型でもある、「Supersonic Acrobatic Rocket-Powered Battle-Cars,」という、戦車のビデオゲームの評判が思わしくなく、つまずいたこともあるという。
この戦車のビデオゲームは、発売時に、14.99ドルであったが、人気が出なかったので、Psyonixは、このゲームを9.99ドルに値下げした。
「Rocket League」が、成功するかどうかは分からなかったが、Psyonixは、このビデオゲームの開発に、2年の歳月と、約200万ドルの資金を投入したという。
Psyonixは、口コミを築き上げるために、プレーヤ同士が、仮想のラジコン・カーの選手を操作し、サッカー・ゲームをしているビデオゲーム、「Rocket League」のTV画面を、プロモーション・ビデオとして、YouTubeとTwitchに流している。
Psyonixは、2016年の初めに、MicrosoftのXbox One向けの「Rocket League」をリリースすることを計画している。
「Rocket League」の紹介ビデオ