ベトナム戦争時に開発された耐久性に優れた時計
日本市場の要求に応える形で復刻
米国のウォッチブランドTIMEX(タイメックス)は、1980年代に発売された米軍仕様のミリタリーウォッチをベースにした「Camper(キャンパー)」の復刻版1モデルを新発売した。
「Canper」の復刻は創業140年を誇るTIMEXの歴史上でも初めてのことで、日本市場の要求に応える形で復刻が実現した。
1990年にはムーブメントをクォーツに、ケースをより現代的に変更したモデルを発表したが、今回の復刻版は1980年代に作られたものをオリジナルとしている。
優れた耐久性が魅力
「Canper」は元々ベトナム戦争時に戦地での仕様に耐えうる耐久性をもち電池の交換が必要ない手巻き式の使い捨て時計として開発された。戦後はその視認性と堅牢性の高さなどが評価され民間でも需要が高まっていった。実用性の高さからミリタリーファンだけにとどまらない人気を博し、TIMEXの定番モデルとして親しまれている。
残念ながら当時の手巻き式ムーブメントは製造できないことからクォーツムーブメント(電池で動く時計)を採用しているが、ドーム型のプラスチック風防、文字盤やケースなどの外装は、当時の時計を忠実に再現している。なかでもケースはミリ単位以下の調整を施すこだわりぶりを見せている。
日本先行販売となるが、優れた大衆時計として海外でも話題となり2016年には日本以外のマーケットでも販売が予定されている。
オリジナルキャンパー仕様
樹脂ケース(約36mm)、3気圧防水、クォーツ
メーカー希望小売価格 8,300円+税
(C)TIMEX/タイメックス(DKSHジャパン)