「2G Tuesdays」イニシアティブは、Facebookのスタッフが、ソーシアル・ネットワークを経験できるようにする。2015年10月27日
By Georgia Wells、WSJ
Facebookの「2G Tuesdays」と呼ばれる、新たなイニシアティブを開始した。
このイニシアティブは、遅い2G無線ネットワークに接続して使用しているように、Facebookのスタッフが、ソーシアル・ネットワークを経験できるようにする。
このイニシアティブは、すべての従業員に、遅い2G無線ネットワーク接続で、アプリを使用できるようにする、機会を提供する。
Facebookは、同社の従業員に、無線ネットワークを、1時間、スロー・ダウンする機会を与えている。
Facebookは、、同社のスタッフが、2G無線ネットワーク接続のように、FacebookのSNSサイトを経験できるようにする、「2G Tuesdays」イニシアティブを開始した。
この「2G Tuesdays」イニシアティブのアイデアは、Facebookの利用が増えている、2Gのような遅い無線ネットワークしか持っていない地域に住む、Facebookユーザの経験を真似ることである。
しかし、遅い無線ネットワークしか持っていない地域に住む、Facebookユーザの経験を、実際に体験することは、極めて困難なので、Facebookは、従業員を使用して、1時間、インターネットの速度を遅くした。
Facebookは、新興市場に住んでいる、同社のSNSユーザの人数が増えているので、従業員と、遅いインターネット経験を体験し、共有することで、改善することに取り組んでいる。
Facebookによると、ソーシアル・ネットワークのユーザの80%以上は、米国とカナダの以外の国に住んでいるという。
2015年6月に、Facebookは、無線ネットワークの帯域幅が制限されている、新興市場に住んでいる、ユーザ向けに、アプリの軽量版、「Facebook Lite」を提供した。
新興市場において、インターネット・ユーザは、驚く程の割合で、増え始めており、殆どの場合、遅い2G無線ネットワーク接続で、モバイル・デバイスを使用している。
低域幅の狭い、2G無線ネットワークでは、Webページをダウンロードするのに、約2分もかかることがある。
我々は、ベストな経験を構築できるよう、世界のあらゆる地域に住む人々が、異なったインターネット接続で、Facebookを使用する方法を理解する必要があるので、世界のあらゆるユーザに、ベストな経験を構築していくと、Facebookのスポークスマンは述べた。
しかし、新興国において、速いインターネットを持つことは、あまり一般的ではない。
米国のユーザの多くは、高速な4G無線ネットワークや、光ケーブルのブロードバンド・インターネットを当てにしている。