Huaweiが、クラウドに、お金を注ぎ込む、レースに参加する。2015年10月19日
By Juro Osawa、WSJ
この数ヶ月間の間に、中国で最大のIT会社、Huaweiは、クラウド・コンピューティング、コンピューティング・サービス、および、データ・ストレージに、大きな投資を行うと発表した。
通信ネットワークを構築した、Huaweiの通信事業部は、サーバ、データセンター、クラウド・コンピューティング・サービスといった、インターネット基盤へ拡張され、シフトしている。
Huawaiによると、同社のIT基盤を使用する、顧客に、より魅力的な、クラウド・コンピューティング・サービスを提供するために、今後、5年間で、10億ドル以上を費やす意向だという。
例えば、Huaweiのデータセンターを使用している、通信キャリアや銀行は、自分たちのアプリケーションを開発したいと思っている。
このような場合、Huaweiは、顧客に、データ分析やセキュリティといった、他の技術的なサポートと共に、顧客のアプリケーションが、Huawaiのサーバで動作できるようにする、ソフトウェアを提供するだろう。
Huaweiは、10億ドルを、共同アプリ開発、技術サポート、および、トレーニングに、資金を注ぎ込むという。
中国のHuaweiなどのITベンダは、中国のクラウド・コンピューティング市場が、急速に成長しているので、大きな市場機会を得ている。
Bain & Coの7月のレポートによると、中国市場における、クラウド・コンピューティング関連の出費が、2013年の15億ドルから、2020年に、200億ドルに達する見込みであるという。
先月、中国のゲームとソーシアル・ネットワークの巨人、Tencent Holdingsは、データセンターの構築と運用を含む、クラウド・コンピューティング・ビジネスに、今後、5年間以上に、100億元(15億8000万ドル)を投資する計画であると述べた。
2015年7月に、中国のオンライン・ショッピング会社、Alibaba Group Holdingは、クラウド・コンピューティング・ビジネスに、1年間で、10億ドルを投資する計画である。
Huaweiは、クラウド・コンピューティングの装置やサービスから、得られる売上を公開していないが、この分野の売上は、同社の売上全体のわずかな部分を占めている。
まだ、このHuaweiは、クラウド・コンピューティング・ビジネスが、最終的に、これからの、主な成長の源になると信じている。
昨年、Huaweiは、クラウド・コンピューティング・ビジネスが、2013年の10億ドルから、2014年には、465億ドルにも増え、5年間で、100億ドルに達することを目標にしている。