2015年に、米国のデジタル屋外広告が、広告への支出の40%を占める。

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 米国のデジタル屋外広告は、2018年には、広告への支出の半分以上を占めるようになるだろう。 2015年10月15日

 By eMarketer

 米国の広告主は、広告の支出を、従来のメディアから、デジタル・メディア、モバイル・メディア、アウトドア広告へシフトさせている。

 これは、デジタル広告が、対話的で、ビデオなどの映像を効果的に利用でき、広告を容易に更新できるからでもある。

また、モバイル広告は、ユーザの興味や要求に合った、対話型のターゲティング広告やビデオ広告などを効果的に掲載でき、ユーザに関する情報を取得できるからでもある。

 eMarketerによると、米国の広告主は、2015年に、デジタル屋外広告(DOOH)に、29億6000万ドルを支出する見込みであるという。

1)米国のデジタル屋外広告(DOOH)への支出、2014年~2019年

  (単位:億ドル、割合:%))

広告への支出    2014年  2015年   2016年   2017年  2018年   2019年

デジタル屋外     26.8    29.6    32.9     36.7    40.8    44.7
広告への支出

デジタル屋外
広告の割合      38.1%    40.8%    44.2%   48.4%    53.0%     57.5%

変化の割合      9.3%   10.3%    11.2%   11.7%   11.1%    9.6%

 ソース:eMarketer、2015年10月

 デジタル広告は、米国における、2014年の屋外(OOH)広告への支出の合計の38.1%から、2015年の屋外(OOH)広告への支出の合計の40.8%を占めるようになる。

 2018までに、米国における、デジタル屋外(DOOH)広告への支出は、屋外(OOH)広告への支出の合計の53.0%を占め、40億8000万ドルになるだろう。

 eMarketerは、デジタル屋外(DOOH)広告を、インターネットに接続された、屋外のデジタル・ディスプレイ画面に表示される広告と定義している。

 eMarketerは、トータルなメディア広告への支出において、デジタル屋外(DOOH)広告は、デジタル広告のサブセットではなく、屋外(OOH)広告のサブセットとして見ている。

 米国において、デジタル屋外(DOOH)広告は、広告への支出の観点で、最も速く成長している、有料メディア広告である。

 米国において、デジタル屋外(DOOH)広告は、今後数年間、2桁の成長を経験するだろう。

 有料メディア広告を掲載する、商店街、ビル、駅、乗り物、空港などにある、インターネットに接続された、屋外のデジタル・ディスプレイ画面(大きなデジタル広告塔から、対話型タッチスクリーンまで)は、これからも急速に増えていくだろう。

2)メディアごとの、米国のトータルなメディア広告への支出の割合、2014年~2019年

メディア    2014年  2015年  2016年  2017年  2018年   2019年

TV       39.0% 37.9% 37.3% 36.3% 35.6% 34.6%

デジタル    28.3% 31.6% 34.4% 37.0% 39.2% 41.4%
(モバイル)   10.9% 16.6% 21.6% 24.9% 26.9% 28.9%

印刷 17.3% 15.8% 14.5% 13.6% 12.8% 12.1%
(新聞)     9.1% 8.0% 7.1% 6.5% 6.0% 5.7%
(雑誌)    8.3% 7.8% 7.4% 7.1% 6.7% 6.5%

ラジオ    8.6% 8.2% 7.8% 7.4% 7.1% 6.8%

屋外広告    4.0% 3.9% 3.8% 3.7% 3.6% 3.4%

ディレクトリ  2.8% 2.5% 2.2% 2.0% 1.8% 1.7%

 ソース:eMarketer、2015年9月

 しかし、米国において、デジタル広告は、メディア広告として成長しながら、トータルなメディア広告への支出の割合が、2016年には、わずかに減少するだろう。

 2015年に、米国において、デジタル屋外(DOOH)広告は、メディア広告への支出の合計の3.9%を占めるようになるだろう。

 デジタル屋外(DOOH)広告への支出の割合は、2018年まで、毎年、約0.1%低下するだろう。

 デジタル広告への支出は、より速く増加することが期待されており、インターネットに接続された、対話型デジタル・ディスプレー広告(モバイル広告を含む)へシフトしていくだろう。

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