綺麗なトイレの多くには謎の銀色の装置がついています
トイレを注意して見るとこの写真のような装置がパイプにつながっていることがあります。一見、灰皿のようですが違います。 良い香りがするので芳香剤かな?と思うが、であればパイプに接続されている必要な無いだろうと感じます。
この装置の名前は『サニタイザーMK7』です
サニタイザーは多くの会社が販売していますが、よく見かけるのがカルミック社の『サニタイザーMK7』です。この装置は芳香の機能もありますが、水洗水に薬剤を入れて便器を清潔に保つ機能があります。
他の方法と比べて利点は?
芳香剤はトイレの室内の空気に作用するだけで便器は当然綺麗になりません。 また、『トイレボール』(株式会社白元)は芳香と排水に作用するだけで便器の上部には作用しません。また『ブルーレット』(小林製薬株式会社)のようなタンク投入型は洗浄水で薄まってしまいます。また、タンク投入型はタンクが無いトイレには使用できません。 電子回路を備えた器具もありますが、配線や電池交換が必要です。
『サニタイザーMK7』の動作は?
洗浄水が流れると、水がサニタイザー内部に入ります。その時に薬剤が水と混ざります。その後、トイレの洗浄水が止まると、サニタイザー内部の薬剤を含んだ水が便器内に流れます。 洗浄水が流れた後に薬剤が便器に投入されるので、薬剤が水で薄まってしまう事がありません。 これによって便器内を強力に洗浄します。 もちろん、電子的な仕組みを使わずに全て水圧による機械的動作で行います。 また、本体内部に芳香剤を入れることができます。
利点をまとめると
- 薬剤が薄まりすぎない、『ブルーレット』は洗浄水全体で薄まる
- 『トイレボール』と違い便器全体に作用する
- 洗浄水が流れた後に、薬剤が便器に作用する
- 電気を使わないため、電気設備のないトイレに施工可能
- 顔の近くで芳香剤が作用する
です。
http://www.youtube.com/watch?v=KG9TUS83Jw8
『Calmic Sanitizer mk7 カルミック・サニタイザー・マーク7』(http://youtu.be/KG9TUS83Jw8)
日本での取り扱いは『日本カルミック株式会社』ですhttp://www.calmic.co.jp/