Samsungは、ライバルに、スマート・デバイスの仕様を公開し、モノのインターネットの標準にする。 2015年9月4日
By Archibald Preuschat、WSJ
Samsungのヨーロッパのマーケティングの副社長のRory O’Neill氏は、Samsungのスマート・デバイスと相互運用できる、競合ベンダのスマート・デバイスの種類を増やせるように、同社のスマート・デバイスの仕様を公開し、業界標準を確立して、エコシステムを拡大させる。
新たなGear S2は、Android搭載スマート・デバイスとコミュニケートし、相互連携できる、Samsungの最初のスマート・ウォッチである。
Samsungのヨーロッパのマーケティングの副社長、O’Neill氏は、ドイツのベルリンで開催された、IFA 2015ショーで、The Wall Street Journalに、Samsungの新たなスマート・ウォッチ、Gear S2が、他のベンダのスマート・デバイスと互換性を持つ、製品ラインにおける、最初の製品であると語った。
Samsungは、IFA 2015ショーが開催される前に出荷を開始した、新たなスマート・ウォッチ、Gear S2は、GoogleのAndroidオペレーティング・システムの4.4版以降を搭載した、スマートフォンと接続し、相互連携することができる。
Samsungにより、作成された、以前のスマート・ウォッチは、Samsungのスマートフォンを必要とした。
他のベンダのスマート・デバイスと相互連携できるようにするために、インタフェース仕様を公開し、業界標準を確立して、エコシステムを拡大させる、Samsungの戦略のシフトは、消費者の生活における、モノのインターネット(IoT)の重要性を増大させる。
Samsungの副社長のO’Neill氏によると、同社は、ヨーロッパの消費者が、家庭で、平均19種類のスマート・デバイスを所有するようになるという。
これらのスマート・デバイスは、スマートフォンやタブレットから、家庭用アプライアンスまで、広範囲に渡る。
Samsungは、同社のあらゆるデバイスが、2020年までに、他のベンダのデバイスと、相互に接続できるようになり、相互連携できるようになることを望んでいる。
Samsungの副社長のRory O’Neill氏によると、2年以内に、Samsungは、すべてのSamsungのデバイスの90%が、モノのインターネットに接続されることを望んでいる。
このことは、大きなヨーロッパの消費者のトレンドに影響を与えると、Samsungの副社長のRory O’Neill氏は付け加えた。
Samsungの副社長のRory O’Neill氏は、「Samsungは、同社のスマート・デバイスが、他のベンダのスマート・デバイスと、相互に接続され、相互連携できないと、顧客が不満を持つので、完全にオープンな標準仕様を確立することを目標にしている。」と述べた。
Samsungは、ITベンダ、自動車メーカ、時計メーカ、家電メーカ、建設会社など、産業にまたがる、コラボレーションを通して、オープンなIoTの標準仕様を確立し、エコシステムを拡大させていくことを望んでいる。
スマートフォンは、他のスマート・デバイスへのゲートウェイやリモコンになるだろうと、Samsungの副社長のRory O’Neill氏は、付け加えた。