Googleが、カーナビアプリのWazeで、ライバルのPhantomAlertの交通データを盗用したとして、PhantomAlertに訴えられた。 2015年9月3日
By Cat Zakrzewski、WSJ
Googleは、2013年に買収した、道路の交通情報をコミュニティでシェアできる、カーナビアプリ、Wazeで、ライバルのカーナビアプリ、PhantomAlertの交通データや地名などのデータを盗用したとして、PhantomAlertから訴えられた。
PhantomAlertは、同社が収集した、警察が交通違反の取り締まりをしている場所などに関するデータを盗用したとして、Googleと、カーナビアプリのWazeを訴えた。
サンフランシスコ地方裁判所で起こされた訴訟において、PhantomAlertは、GoogleとWazeのデータ盗用の証拠を押さえるために、古いトリックを使用したという。
2012年に、PhantomAlertは、データの盗難を検出するために、データベースに、興味深い、架空のデータの餌をまいた。
訴訟によると、Googleが、2013年に、10億ドル以上でWazeを買収したあとに、PhantomAlertは、同社のデータベースに保存した、本物と偽物のデータが、Google Mapsに現れ始めたので、盗難の疑いがあると、Googleを訴えたという。
何十年間も、PhantomAlertの製図者は、データの盗難を検出するために、地図のデータに、偽のストリート名といった、「罠の偽データ」を埋め込んでいた。
PhantomAlertが、同社の地図データの盗難を検出し、サイバー犯罪者を捕えるために、同社のデータベースに保存したデータに、偽のストリート名として、「Easter eggs」を埋め込んだことは、知られている。
PhantomAlertの訴訟は、同社が求めている、損害賠償額などを特定していない。