アメリカのハリウッドの富裕層に流行のジュース『DAVID OTTO JUICE』(デービッド オットー ジュース)が京都のファッションビル『京都BAL』にオープンします。
通常のジュースの製法とは異なる、『コールドプレス製法』で作られた飲みやすい天然素材100%のジュースが日本でも楽しめます。
コールドプレス製法とは?
詳細は残念ながら門外不出で、製造装置などの撮影も一切不可の中で、通常のジュースの製法とは何が違うのか?の説明を受けました。 まず、ジュースの旨味として必要な酵母を殺さない製法とのことです。 通常のジューサーは高速回転する刃で野菜や果物をジュースにします。 この時に発生する高い温度が酵素を殺してしまいます。 コールドプレス製法はゆっくりと時間をかけてジュースを作るため、おいしさの敵である熱を発生させずに冷たいまま野菜や果物を液体にすることができます。 ジュースにする素材もワインなどを一定の温度で輸送する「リーファーコンテナ」で運ばれます。
40年前に冷たい部屋で冷たいまま果物をジュースにすれば美味しいというデービッド氏の考えが、「元祖コールドプレス製法」として続いています。
ハイセンスなブランドを日本で企画している『サザビーリーグ』が3年間の構想でデービッド氏の協力により日本初出店が決まりました。
一口飲めば納得です。日持ちしないのが残念です
コールドプレス製法の欠点としては、日持ちしないことです。通常のジュースは酵母を熱で殺すことで、日持ちする安定性を備えています。 一方で、酵母を多く含んだコールドプレス製法はジュースにした瞬間から酵母の成長が始まります。非常に不安定です。
東京の家族にお土産として持ち帰りたいと考えていたお客さんも、店側の「東京までの移動で傷む可能性があるので厳しい」という言葉に悔しい思いをしていました。 『DAVID OTTO JUICE』を体験するには『京都BAL』に出向く必要がありそうです。
筆者が飲んだ感想
サンプルで三種類のジュースをいただきました。 まず、ニンジンのジュースは、まるで加糖したような甘さと、嫌味成分を取り去った飲みやすい味でした。 当然、加糖も化学的なフィルタリングなどは行われていません。 また、他のフルーツとミックスしてニンジンの味を薄めることもしていません。
アップルジンジャーココナッツはまるでアルコールが入っているような温かさが伝わってきます。 ジンジャー(ショウガ)の成分が強いので痛みを感じますが、アップルとココナッツのミックスである程度抑えられています。 もちろん、アルコール成分は入っていないので、思考力の低下や不快になる成分は入っていません。
バナナマナシェイクはデザートのような甘さが口に広がります。甘さは熟成したバナナで作られており、他のジュースと同様に加糖はされていません。
心も体も浄化してくれます
このジュースを飲んだ感想は後に口にしたジュースの味がすべて残念に感じられる所です。体の中のクレンジング効果があるジュースですが、化学的な刺激に慣れた現代の味覚を『DAVID OTTO JUICE』を飲むことで心もクレンジングされ、自然な方向に戻してくれるのではと感じました。
シンプルな店のイメージです。手軽にプレミアムジュースを味わえるジューススタンド形式です。
アクセス
京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 1階
ジュース専門店「DAVID OTTO JUICE」
http://www.sazaby-league.co.jp/news/detail/20150723_sazabyleague/[リンク]
デービッド オットー ジュース(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=5Y52p43Jcvs