Googleが、Linuxのチーフのスパム・フォルダに、正統なメッセージを送った。 2015年7月17日
By Robert McMillan、WSJ
今週の初めに、Googleは、数百通の正統なメール・メッセージを、スパムとして、LinuxのチーフのTorvalds氏に送信することを、静かに開始した。
LinuxのチーフのTorvalds氏は、自分のGmailのスパム・フィルタの調査を開始し、スパム受信箱のメールの30%以上が、正統なメールであったことを発見した。
約3,000メッセージの内、1,190メッセージが、スパムではなかったと、Torvalds氏は、Google+に投稿した。
Torvalds氏は、毎日、オンライン小売業者よりも、多くのメールを受け取っている。
Torvalds氏は、受け取った、メール・メッセージのいくつかを、スパムとして、特定した。
Torvald氏によると、幸運にも、Gmailのスパム・フィルタは、同氏に、直接、送られてきたメールだけでなく、メーリング・リストに送られてきたメールもブロックしたという。
Torvalds氏によると、スパム・メールが、ブロックされなければ、Linuxの開発が、数日間、中断されたかもしれないという。
Gmailの過度なスパム・フィルタを経験しているのは、Torvalds氏だけではなかった。
The Hacker NewsのWebサイトにおいて、何人かの読者は、Gmailのスパム・フィルタが、度が過ぎることに不満を感じていると投稿していたが、Googleは、このコメントに対する回答を差し控えた。
Gmailの過度なスパム・フィルタに対する不満があるに関わらず、Linus Torvalds氏は、まだ、スパム検出能力が高い、Googleのメール・サービス、Gmailを好んで使用している。
今週、セキュリティ会社、Symantecは、スパム・メールを受け取る率が、2003年9月以来、最も低下したという。
Symantecによると、先月、メールの49.7%がスパム・メールであったという。
ちなみに、2009年には、メールの90%以上が、スパム・メールであった。