モバイルに最適化されたWebサイトは、サイトの顧客や買い物を増やす。 2015年6月20日
By eMarketer
モバイル・デバイスは、Webデザインの改革を促しており、最近の調査は、モバイル最適化の影響を強調している。
Criteoのデータによると、モバイルに最適化されたWebサイトを持つ、米国のデジタル小売業者間での、モバイル・コマース・トランザクションの割合は、2015年2Qに、すべてのコマース・トランザクションの31%を占めたという。
これに対し、モバイルに最適化されたWebサイトを持っていない、米国のデジタル小売業者間での、モバイル・コマース・トランザクションの割合は、2015年2Qに、すべてのコマース・トランザクションの22%を占めていた。
モバイルに最適化されたWebサイトを持つ、米国のデジタルな小売業者と、モバイルに最適化されたWebサイトを持たない、米国のデジタルな小売業者の、モバイル・コマース・トランザクションの割合 2015年2Q
・モバイル・コマース・トランザクションの割合
モバイルに最適化されたWebサイトを持っている 31%
モバイルに最適化されたWebサイトを持っていない 22%
ソース:Criteo、2015年6月24日
モバイル最適化は、Webサイトのコマース・トランザクションとコンバージョン率を促す。
モバイルに最適化されていないWebサイトで、訪問者が実際に買い物をする割合は8.2%で、モバイルに最適化されたWebサイトで、訪問者が実際に買い物をする割合は12.0%であった。
モバイルに最適化されたWebサイトのコンバージョン率(Webサイトで商品を購入したり、会員登録したりした、サイト訪問者の割合)は3.4%で、最適化されていないWebサイトのコンバージョン率は1.6%であった。
モバイルに最適化されたWebブラウジング経験を提供することで、顧客の買い物を快適にすることは重要である。
多くの小売業者が、Webサイトをモバイルに最適化することが遅かった。
例えば、Retail Systems Researchが、2015年1月に実施した調査によると、世界の小売業者の26%が、モバイル対応デザインを実装していると回答した。
小売業者の30%は、モバイル対応デザインを実装する意向はないと回答した。
小売業者の43%は、モバイル対応デザインの実装を予算化することを計画していると回答した。
Criteoによると、コンバージョン率は、スマートフォンよりも、タブレットの方が高かったが、モバイル・コマース・トランザクションの割合は、タブレットよりも、スマートフォンが、高かったという。
より大きな画面を持つ、スマートフォン(ファブレット)の出現で、さらに、モバイル・ユーザが増えるので、小売業者は、モバイルに最適化されたWebブラウジング経験を提供すべきだろう。