TBS開局60周年!日曜劇場『南極大陸』を見るべき5つの理由

  by けーまる  Tags :  

とうとう10月16日、日曜夜9時からスタートする『南極大陸』。
大作感あふれるCMを見るだけで、私は早く放送日にならないかと、うずうずしている。というより何か見なきゃいけない義務感?すら覚えている始末。「なんで見るの?なんで見た方がいいの?」を自分に問いかけた時、くだらないことですが色々浮かんできたので、整理の意味も込めて書いてみます。

1.TBS開局○周年で組まれるドラマの内容は良質

厳密に言うと「勢いにのっている」のほうがいいかもしれない。
『南極大陸』はTBS開局60周年記念ドラマ。基本的に開局記念番組は、他の番組よりも製作費が多くつぎ込まれていると言われている。単純に考えて製作費があればより壮大な物語をドラマで表現することができる。もちろん、局側もその名に恥じぬような番組を制作してきている。

55周年記念の際には、『華麗なる一族』がドラマ化。そうそうたるキャストを揃え、内容は素晴らしいものだった。視聴率も平均20%を越え、最終回のシーンは今でも覚えている。キャストを揃えることは、お金がなければできない。有名な役者ばかりのドラマが素晴らしいとは言わないが、やはり売れている人はそれ相応の魅力や演技力があるわけで、見ている方としては面白い。

今年60周年記念では、『南極大陸』の他に『99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜』『日曜劇場・JIN-仁-』が作られた。99年の愛は5夜連続放送。初回12、6%で視聴率が取れないと思われたが、その内容の良さから視聴率を上げ、5夜目には19,1%を記録した。ちなみに、最終回の放送日には日本シリーズが被っていて、その中でこの数字を叩き出したことになる。仁は言わずもがな、平均視聴率20%越えのドラマである。いくつもの賞をとり、海外向けにも放送されている。華麗なる一族以前の○○周年記念に、連続ドラマはほとんどない。40周年記念時の『渡る世間は鬼ばかり』くらいだ。つまり、華麗なる一族~99年の愛~仁の、記念番組をドラマにしているパターンの場合、内容面はもちろん、視聴率面でもコケていないといっていいだろう。それだけ視聴者も期待していることがわかる。

2.日曜劇場の木村拓哉は強い!
何か競馬予想みたいになってきましたがご了承を。
木村拓哉が日曜劇場で主演をしたドラマにはこれまた外れがない。
ビューティフルライフ→GOOD LUCK!!→華麗なる一族→南極物語
の流れである。木村拓哉ドラマでも、メイン級のドラマが勢ぞろいしているといっていいだろう。ちなみにビューティフルライフ最終回は41,3%・・・化け物だ。100発100中だ。
「キムタク演技にうんざり」という人がいるが、私はそうではない。役にハマれば、木村拓哉の演技は何度見ても良いと思う。華麗なる一族の最終回の演技は、これからもずっと忘れない。これは3の理由にもつながるが、中心に木村拓哉が居るからこそ、脇にも目が行くという利点もある。

3.キムタクドラマは脇を見るのが面白い
視聴率が取れる木村拓哉ドラマは、脇の面々が凄いキャストになることが多い。
今回の場合のような○○開局記念番組ならなおさらだ。個人的には華麗なる一族の時の方がキャストが強かった気がする。が、それでも普通のドラマに比べたら凄いメンツが揃っている。

倉持岳志 … 木村拓哉
     
高岡美雪 … 綾瀬はるか
氷室晴彦 … 堺 雅人
犬塚夏男 … 山本裕典
横峰新吉 … 吉沢 悠
船木幾蔵 … 岡田義徳
谷 健之助 … 志賀廣太郎
嵐山 肇 … 川村陽介
山里万平 … ドロンズ石本
  ○  
白崎 優 … 柴田恭兵 (特別出演)
  ○  
古館綾子 … 木村多江
古館遥香 … 芦田愛菜
古館 亮 … 井上瑞稀
鮫島純子 … 加藤貴子
横峰奈緒美 … さくら
犬塚美津子 … 大野いと
古館智大 … 山本 學
倉持の父 … 渡瀬恒彦
  ○  
鮫島直人 … 寺島 進
内海典章 … 緒形直人
星野英太郎 … 香川照之
(参考元:南極大陸公式サイトhttp://www.tbs.co.jp/nankyokutairiku/cast/)

数字取りだとは思うが、二番手にはキムタクお気に入りと言われている綾瀬はるかが出演。綾瀬はるかは今一番数字を持ってるんじゃないと言うくらいの女優だから、これは大きい。
堺雅人、岡田義徳、緒方直人、香川照之等の共演に注目したい。
木村拓哉×堺雅人な時点で、自分は超興奮していますが。

問題は一番ベテランの味をだしている柴田恭兵。特別出演ということは、全話には出ないのだろうか。さすがに一話退場はありえないだろう。あの番宣を見ても、柴田さんが出演することで重みが増していることがわかる。
ここには載ってないが仲間由紀恵や佐藤隆太も出そうなので、やはり凄いメンツだ。 芦田愛菜は露骨に数字を取りに来ているから何とも言えない。
とにかく、脇にこれだけの役者がいるのだから、その演技を見るだけでも楽しいのではないだろうか。

4.主題歌が卑怯 中島みゆき「荒野より」

番宣を見ればわかると思うが、大作感の8割が中島みゆきの歌だと言っていいと思う。あの主題歌のおかげで、ドラマとしての厚みが増している。
中島みゆきのドラマ主題歌書き下ろしは『Drコトー診療所』の「銀の龍の背に乗って」以来8年ぶり。銀の龍の背に乗って、自分全部歌えます。
この歌を聞くためだけでも、見る価値あるくらい(だと思う)。

5.裏番組がつまらない

日曜9時、フジテレビでは『僕とスターの99日』が放送される。主演が西島秀俊とキムテヒ。はっきり言って数字は取れない。個人的には爆発する可能性がある一つのドラマとしては見ているが、このまま普通に流れればつまらないドラマのまま終わるだろう。キャストが弱いし、マルモでせっかくとった数字をイケパラで台無しにしたこともある。流れが悪い。では行列のできる法律相談所はどうか。ドラマ見ない組みはこちらに行くだろうが、もはや法律番組では無い。司会が抜けたことで、唯一の楽しみだったトークも面白いくない。あの司会が居なくなった緩やかさは、2,3度なら新鮮かもしれないが、続いたら絶対つまらないだろう。だったらなのとなくお得感のある今期日曜劇場を見た方がいいと思う。

と、散々『南極大陸』を押してきたが、別に関係者とかではない(関係者だったらどれだけいいか)。ただのミーハードラマファンである。
なぜこれだけ押すのか。それはやはり「大作感」漂うドラマが大好きだから、そしてキムタクドラマへの期待があるからだ。
私にとっての大作は白い巨党→華麗なる一族→不毛地帯だ。全て山崎豊子原作。
今回は山崎原作ではないが、全く同じ匂いを感じる。土台としては山崎ドラマより弱いかもしれないが。。。

それと、なんだかんだいってもキムタクである。今まで私が見てきたキムタクドラマ、『月の恋人』を除いては全てのドラマが面白かった。やはり木村拓哉が主演するドラマは、それ相応の話が作られてくるものだ。あまりお目にかかる機会がない。だから、これだけ期待が高まるのだ。

10月16日が今から待ち遠しい。もちろん、つまらないと思ったら、そのつまらなさを伝えるレビューを書こうと思う。 

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 現在大学三年生です。メディア系の勉強をする学科に所属しています。ジャーナリズム倫理や出版のことを主に学んでいます。  卒論は「ソーシャルメディアが日本にもたらす変化とは」をテーマにして取り組みました。個人利用面、ビジネス面、ニュース面に分け、それぞれどのようにソーシャルメディアが広がり、影響を与えているのかを調べました。読んだ書籍の数は30~40冊ほどです。どれにも共通して言えるのが「共感」であることが、研究をしてわかりました。ソーシャルメディア時代の「共感」は、人々を受動的から能動的に変え、それは既に中東での革命で証明されていることを書きました。ソーシャルメディア系の記事なら多く書けると思います。  アウトプットブログをやっていますので、よければご覧ください。

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