DTM(Desktop Music)の普及のおかげで楽器の演奏技術がなくても、ちゃんとした録音環境がなくても、気軽にマウスポチポチで曲が作れてしまう時代になった。
しかし、作曲自体のハードルが高いと感じてしまう人は多く、手が出せない人もいるはず。
そこで「ええ!? こんなんでいいのか」と思ってしまうような超絶簡単な作曲方法を伝授しよう!
基本的には例となる楽曲がどのようにできているか解説するかたちでポイントを抑えていく。
一つの楽曲にすべての要素を盛り込む必要は当然ない。頭の片隅に置いておく程度で気になる時にホイと使う感じがいいだろう。
考えることをやめ、本能でのみ生活している野生人の筆者でさえ出来るのだからあなたにもきっと出来る!
使用するソフトは?
私はTAKABOSOFTで公開されているフリーソフト”Domino”を使用している。
“GuitarPro”というソフトを併用する場合もあるが、本記事ではDomino一本のみで完結させる。
Dominoはこちらからダウンロードできる。(http://takabosoft.com/domino)
特に特殊な機能を用いるわけではないので、他に使いたいソフトがあれば使ってもいいだろう。
また、本記事はソフトの使い方や使用音源説明ではなく、作曲のポイントを抑えていくのが本旨なのであしからず。
実際どんな曲を作ったの?
今回お教えする簡単作曲法で作った楽曲はこちらだ。
この楽曲は「これやっときゃそれっぽくなるだろ」と思ったものを適当に入れてみたものだ。
バトル曲 オリジナル
https://www.youtube.com/watch?v=wWMuHNbPtLs
メロディから打ち込む、ドラムから打ち込むなど作曲の順序は人それぞれ、または曲によって変わっていくものだが今回は例に上げた曲の手順にそって見ていこう。
ポイント1.1オクターブあげたりさげたり
まずは基本となるメロディを作る。
メロディの一節はこんな感じ。
ゲームのバトルテーマを作るイメージで作ったのでいろんなゲームのバトルテーマを聞きつつ、かっこ良くなるようにメロディを組み立てた。
あまりに突拍子もなく音があちこちに飛ぶとわけがわからなくなるので、階段のように徐々に上げたり下げたりするイメージを持とう。
もちろん、突然音が一気にあがる場所があってもいいがガッツリ入れ過ぎるとうるさくなるので注意。
これに少し付け加える。
別トラックにメロディをそのままコピペして、1オクターブ下げてしまおう。
たったそれだけでメロディに厚みが出てくるぞ!
次はベーストラックの追加だ!
ポイント2.オクターブ行ったり来たり戦法!
ベーストラックを追加する。
ベースもメロディーからオクターブ下げていく。どれくらい下げるかというと、これまた楽曲によって変わってくるので一概には言えないが、ベースの音を置く場所は”C2″のエリア当たりがちょうどいいだろう。
もちろんこれだけでもいいのだが、それだけではさすがに面白くない。
そこで一工夫!
オクターブ行ったり来たり戦法を発動する!
メロディの出だしとベ-スの出だしの音をまず合わせる。
ベースは黄色をしているやつだ。
そうしたら次の音ではそこから1オクターブ上げる!
その次の音では1オクターブ下げる!の繰り返し。
ここでは音と音の間に微妙に隙間をあけるようにしよう。
そうするとはねたような音になってそれっぽく聞こえるぞ!
これをメロディに合わせつつ繰り返してもいいがまだ少し工夫してもいいかもしれないな!
長くなってしまったのでそれはまた次回!
それでは!
(続く)