街中を歩いていたりネットサーフィンをしていたりすると、ふと「△△0円!!」なんて広告を見たことありませんか?そしてなんで無料なのか不思議に思ったことはありませんか?
「タダより高いものはない」「フリーランチはない」という言葉に代表されるように、基本的には無料やありえないくらい低価格で提供されているものは何か裏があるケースがほとんどです。
では無料の種明かしをしていきましょう。
これは本体価格を無料にする代わりに、一定の期間契約を続けなければならない仕組みです。
無料で販売した携帯ショップは利用者が月々支払う金額の何パーセントかを受け取れるようになっています。
・スカイプ通話料0円
無料で通話ができるスカイプですが、無料なのはあくまでお互いがスカイプを利用していた場合のみです。スカイプから一般電話や携帯電話に電話する際は、お金がかかるのです。
実際ほとんどのユーザー(約95%)はスカイプ同士で無料通話をしているため、残りの5%のユーザーがスカイプの収益を支えていることになります。
・YoutubeでAKB48のプロモ視聴0円
以前は聞きたい曲があったらお金を払って買うかレンタルするか、もしくは違法ダウンロードする方法しかありませんでした。
しかし、最近はYoutube等で公式に楽曲を公開しているアーティストも少なくありません。
これは楽曲を無料で提供することで多くの人にファンになってもらい、コンサートやイベント開催時にたくさんのお金を使ってもらおうという戦略です。AKB48はまさにこの典型ですね。
・htmlテンプレート0円
ホームページを作成したことのある人の中には、htmlテンプレートが無料で公開されているサイトを利用したことがある人も少なくないと思います。
htmlテンプレートを作った人が無料で公開している理由は、SEO(検索エンジン最適化)の効果があるためです。
テンプレートの中にはこっそりと他のホームページのリンクが記載されていて、そのテンプレートを利用する人が増えれば増えるほど、そのホームページのSEO効果が増す仕組みになっているのです。
・もやし1円
これはいわゆる抱き合わせ販売と言われるもので、マーケティングの世界ではよく知られた手法です。
安いものをあらかじめ大量に仕入れておき、チラシ等で△△が安いですよと大々的に宣伝しておきます。
するとうわさを聞きつけた主婦等がそれを目当てに来店し、目当てのもの以外の商品も含めて買い物をするわけです。中には近所に他のスーパーがあるにもかかわらず、わざわざ来店したりします。
結果的にスーパーはセットで買ってもらったものから収益を得る仕組みになっているのです。
ユーザーの視点からだと「あ、安い。買おうかな」と短絡的に考えてしまいがちですが、一度販売側に立ってみて、「この値段でどうやって飯を食っていくのだろう…」と考えてみると世の中の見え方がおもしろくなると思いますし、変な詐欺にも引っかかりにくくなります。是非一度考えてみてください。