新潟の笹+プラスチック=究極の食器『ものづくりの町 新潟県燕三条』職人の業(1)


世界でも注目を集めている『ものづくりの町 新潟県燕三条』。
先日開催された『日本ものづくりワールド』の『機械要素技術展』では、燕三条の職人の技で作られた数多くの製品を見ることができました。今回の記事はその一部を紹介したいと思います。
今回取材した燕三条のブースは、ほとんどの会社が金属加工をメインとしている会社でした。しかし、展示されているものは、金属の加工品だけではなく、その技術を活かして金属加工以外の製品を展示しているブースが多く見られました。

なので、金属加工だけではなく、幅広いアイディアから出来上がった製品を展示していたブースを数回に分けて紹介していこうと思います。

まず最初に紹介するのは『有限会社 フナックス』のブースに出展されていた『Leaf Tableware(リーフテーブルウェア)』という製品です。この製品は、新潟県で有名な『笹団子』でも使用されている『笹の葉』と『プラスチック』を合わせて作った食器で、天然の防腐作用と抗菌効果に優れている素晴らしい製品です。

フナックスさんはメインの事業として金型の設計や製造を行っている会社です。しかし、金型の設計や製造は競合が多く、それだけをやっていては事業も伸びていきません。そこで開発したのがこのプラスチック食器『Leaf Tableware(リーフテーブルウェア』です。

フナックスさんはプラスチック金型の設計・製造を行うだけでなく、さらにその後の製品についても研究を行い、金型メーカーでありながら製品の開発も行いました。

このプラスチック食器『Leaf Tableware(リーフテーブルウェア)』は新潟で有名な笹団子に使われている『笹の葉』をプラスチックに混ぜ合わせた素材で作られています。笹の葉には抗菌作用があり、黄色ぶどう球菌や大腸菌を激滅させる効果があります。なのでこの食器は自然の力を利用して抗菌効果、防腐効果を得ています。

さらにデザイン面でも工夫されており、子供の小さい手でも持ちやすいようにスプーンやフォークには凹凸をつけているなど、細部にこだわったデザインになっています。

今回フナックスさんのブースを取材させていただき感じたのは、金型の設計・製造には欠かせない緻密な職人的な仕事を製品開発にも生かした『金型メーカーの良さを生かした究極の食器』だと感じました。

『有限会社 フナックス』ホームページはこちら
http://www.funax-mold.com/index.htm

『Leaf Tableware(リーフテーブルウェア)』ホームページはこちら
http://www.funax-mold.com/leaf/index.htm

次回も『日本ものづくりワールド』の『機械要素技術展』燕三条ブースの事を書きたいと思います。

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