6月24日(火)午後、東京・三鷹や調布で、直径1~3センチの雹が降った。住宅街では、雹が数十センチも降り積もった。上空と地表の寒暖差による上昇気流や、発達した積乱雲など、諸条件が重なったことが原因とみられる。
気象庁によると、関東地方の上空には氷点下の冷たい空気が流れ込み、地表との温度差によって強い上昇気流が発生。このため寒気をはらんだ積乱雲内では、雨粒が落下しきれずに舞い上げられ、凍りながら落下と上昇を繰り返すうち、周りの水分や氷粒と結合して大きくなった。やがて氷粒が上昇気流で支えきれないほどの重さになり、一気に地表に降り注いだ。
雹は激しい雨とともに「バリバリバリ」と、すごい音をたてて落下。窓ガラスが割れるのではないかと思われた。東京都などによると、都内では大雨で少なくとも床上28戸、床下24戸の浸水があった。このうち三鷹市や調布市では、ひょうが排水溝に詰まって道路が冠水したことによる被害もあり、住民は「除ひょう」に追われた。
参考 Wikipedia: 雹 msn産経ニュース: 大量の雹「あっという間に真っ白に」