「3・2・1・fire!」の掛け声と共に巨大なアームが回転して石を空高く放り投げる投石機。「これぞ中世」のパフォーマンスに観光客は大盛り上がりです。
動画:World’s Biggest Catapult Trebuchet & How it Works(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=kSMLwgTVvLI [リンク]
この投石機はおもりの位置エネルギーを利用して石を投げる「トレビュシェット」と呼ばれるタイプのもの。13世紀のメモや図面を基に復元され、イギリスの古城で実際に動いているところを見ることのできる、世界最大の投石機だそうです。
動画を最初から見ると、アームを巻き上げる準備段階も収録されており、トレビュシェットの仕組みがよくわかるようになっています。
5トンのカウンターウェイトを持つアームを人力ホイールでギリギリと巻き上げ、所定の位置まできたらラッチ機構で保持。その後トリガーを引くと、おもりの重さでアームが回転し、重量物を放り投げます。
およそ300個のパーツを組み上げて作られた全長18m・重量22トンのこのトレビュシェットは、15kgの物体を時速400kmで投射することができるそうです。
映画でもめったにお目にかかれないこの巨大なトレビュシェットは、914年に建築されたウォリック城で、観光の目玉として毎日2回、投石パフォーマンスを行っています。
画像:『YouTube』より引用
ウォリック城公式サイト
http://www.warwick-castle.com/explore-castle/the-mighty-trebuchet.aspx [リンク]