【デカ盛り】 秋葉屋でチキンカツ定食大盛りを食す

今日は久しぶりに『横浜市中央卸売市場』へランチに行ってみました。無論、横浜まで普通のランチを食べに行くほどに自分も暇ではなく、それなりの目的があったりします。今回の目標はズバリ!

「市場食堂 秋葉屋で認定証をGETする!」

みたいな感じです。まさか知らない人は居ないと思いますが、異国の方もおられるかもしれないので補足しますと『秋葉屋』はかつてデカ盛りの店として一世を風靡した店で、あまりに多くの人が訪れてデカ盛りにチャレンジするクセに食べきれない初心者が続出し、最終的には「ご飯は大盛りまで」となってしまった経緯があったりします。
しかし、多くの要望があったりなかったりした挙句

「定食の大盛り+おかわりで並を食べきれたら認定証を発行します」

みたいな、ある意味「テラ盛り免許制度」を取り入れたらしいのです。ちなみにコチラの認定証を提示する事で『メガ親子丼』とか『メガ麻婆丼』を召喚出来るらしいです。

と、言うわけで筆者もチャレンジしてみたい衝動に駆られたのでした。まあ、かつて奈良県の『とんまさ』で「びっくり牡蠣丼」とか「百匁とんかつ」も完食してるし、二郎インスパイアの『学』で普段から慣らしていますからね。どうと言う事はないでしょう。

そして夜勤明けに帰宅しバイクで出撃!今日は天気もいいので俺のDRZも絶好調だぜ。
と、調子こいて国道16号線を走っていると水色の服を着て旗を持っている人を発見・・・思いっきり絶賛取締り中じゃないですか。
横浜市内も交差点、数か所で旗持ってる人がいたりして。なんつうか、神奈川県内めっちゃ取締り強化中な感じです。車線変更とかで地味に切ってくるんだよね、あの人達。

そして『横浜市中央卸売市場』に到着。ここへは以前も『竹家食堂』の『ネギトロ番長』でお世話になった思い出の地である。今日は日曜日なので市場も休場、割と人も少な目である。

しかし『秋葉屋』は看板で微妙に存在をアピールしてたりもする。いや、ここまで来る人は大抵の人がネットで検索してっから、今更アナログな看板にどんだけの集客力があるのかは疑問ですが、そこら辺も含めての『秋葉屋』って事で納得しましょう。

そして入店。休日だから混んでるかと思ったけど、逆に市場が休みの日曜日だから空いてるみたいな雰囲気で並ぶ事もなくIN出来たりして。もっとも、昼チョイ前に訪れたのも、すんなり入れた一因かもしれませんけどね。

そして店内を観察。あまり露骨に店内のメニューとか見てっと初心者かとナメられるので、あまりキョロキョロしないのがポイントです。まあ、言うても秋葉屋初心者である事は否めない事実ですが。

一応、ネットで事前に情報を集めておいたのですが、どうも最近はシステムが変わったらしく普通にお姉さんが注文を取りに来てくれるようです。とにかくメニューがめっちゃ多いので、逆に店に行ってからメニューを決めようと思ったら、相当な決断力を要求される事になるでしょう。

そして予定通り『チキンカツ定食 大盛り』をオーダーしてみました。明らかに認定証狙いなら、もっと軽いメニュー、もといライトな刺身定食あたりで妥協するのが作戦としては正解であるが、やはり自分もプライドがあるので、あえて真正面から堂々と攻める事にしてみました。

「大盛りだと御飯1.5キロですけど大丈夫ですか?普通盛りでおかわりも出来ますよ?」

と、軽く御姉様に忠告されたが、今更「じゃ、普通盛りで」とか超ダサいので却下。覚悟を決めてココまで来たのに引き返せる訳がないでしょうが。
若干、御姉様の「このスキンヘッド、大丈夫かしら?」みたいな視線を感じつつも、そこは力強く

「大丈夫だ。問題ない」

と自信満々に答えたら問題無くオーダーは厨房に通ったようだ。御姉様の判断で「大盛り却下!」となる事もあるらしいので、大盛りを食べる時は自信満々にオーダーした方が良いだろう。

そして前客のオーダーと同時に厨房にチキンカツ定食大盛りが入る。すると厨房の方から黒い服を着た調理人が二人、何やらニヤニヤしながら話をしてコチラを見ているではないか。

「あのハゲやれんの?」

「見た事ないけど、大盛り食えんのかよw」

みたいな会話が聞こえた訳じゃないが、明らかに俺を挑発するようなビームを照射している気がした。
おいおい。こちとら、今までにどんだけヤッてると思ってんだよ(あまり大食いチャレンジはしてないけど)
この日の為に身体仕上げてんだ、食い残す訳ねぇだろが!

みたいなオーラを厨房に返しておいた。ハゲ舐めんな。

そしてスピリッツを読みながら待つ。そして、ちょいちょい店内を観察すると

「定食大盛り+並盛りで認定証発行」

みたいな紙が貼られていない。
あれ?もしかして、その制度無くなっちゃった感じ?

ガッデーム、メーン!!!
マジ、横浜まで小一時間かけて来たのに認定証無いとかキビしいわ!!!

と、若干の動揺を隠せない筆者であるが、そこはCOOLに振る舞い、店側に悟られないようにカモフラージュする。とりあえずモチベーションダウンなのは否めないが、すでに大盛りでオーダーしちゃったし。食べ残したら料金2倍なのでヤルしかない。

そして『チキンカツ定食』が到着。
おい。
ちょっと普通っぽいってか、さして大盛りの要素無くねぇか?

いや、確実の御飯も量はあるけどチキンカツも普通のが3枚あるだけだし。俺とか『とんまさ』のチキンカツ定食ってかチキンカツタワーを見ているので拍子抜けなんですけど。御飯とかもっと「漫画盛り」ってか「日本昔話」みたいなのを予想してたのに。

そして実食。とりあえず様子見で一枚目のチキンカツは醤油で攻めてみた。正直、先週から歯が痛いので昨日はカップ焼きそばしか食べてない。今の俺のハングリーな胃袋なら余裕過ぎるでしょうが。

と、普通に御飯を食べ進めていて、ふと思いだした。
あの厨房から俺に注がれた満面の笑みを。

「まてよ、まてよ・・・」

御飯を堀り進めると謎の地層に当たった。
まじかw
若干、盛りが少ないと思ったら椀の中で圧縮してるとかw
見た目、これで1500グラムあるのかよと思ったが、持ったらそれなりの重量感・・・そういう事ですか。

さらに御飯を地下へ掘り進めると、更に強固な地盤に当たった。
岩盤か?
コレ以上、俺に掘削させないつもりか?

いや、コレはライスと言うより餅だろw
まさかの三層構造かよwww
一番上は普通に盛って油断させておいて、次の層、最後の層で俺の心をへし折る作戦か。
食事と言うよりマインクラフト的な何かになってんぞ。

まさにライスの「ジェットストリームアタック」である。そう言えば、あの調理人の一人はオルテガに似てたな・・・

「おのれ孔明!謀ったな!!!」

などと言う筆者の心の叫びが届くはずもなく、独りで軽く絶望してみる。とりあえずコレを食べきらないと料金2倍=俺の敗北確定

いや。
まだだ!
まだ終わらんよ!!!

早い段階で孔明の罠を見抜いた筆者は、再びペース配分を計算しなおした。初期のペースでチキンカツを食べると後半でライスだけが残りキツくなると予想。チキンカツ1に対してライス4の割合で食べ進み、合間にキャベツとスパゲィティを挟んでモチベーションを保ちつつ、最後の最後で積みそうになったら味噌汁で流し込む作戦を立てた。

この手の定食系は、やはりライスと具(おかず)の配分がモノを言う。最後に山盛りのライスだけ、もしくは具だけが残ると途端にキツく感じてしまうのが人間ってものなのです。

はっきり言って「チキンカツ三枚」はどうと言う事はない。あの『とんまさチキンカツタワー』を見ていたので、むしろ3枚じゃ足りないくらいだ。
しかし・・・このライス、手強いぞ!

そこで筆者は丼を縦に掘り進み、底まで堀り進んでから横に堀り進む「トンネル工法」を採用した。まともに上層から食べ進んだら最後の岩盤を掘る体力が残されてませんからね。

逆に最初に岩盤を食べ進む勇気。それが勝利をもたらしてくれるはずです。

しかし・・・本当に餅だな
あの笑顔の意味が分かった気がするね・・・

とにかく先頭のガイアを踏み台にして、箸と言う名のビームサーベルでマッシュを突き刺すのみです。

流石に後半、スパゲティと言う名のオルテガに斬られそうになりましたが、味噌汁と言う名のマチルダさんで流しこんで無事完食。俺の中のオデッサ作戦は終了です。

(丼の下側の方に多くの米粒が残っている点に注目。そこまで圧縮されていたのです・・・)

いや、しかしアレですよ。
正直、認定証制度が存続していたとしても、この後で「並」とか無理っしょ。合計2キロ超えちゃうよ・・・
確かにメガシリーズはライス2キロとかもあるので、そこまで食べれてナンボですけどね。

そして、なんだかんだで完食し、厨房に向けて快心のドヤ顔を叩き込もうと思ったら、昼時で混み始めて調理人はコチラに無関心と言う罠。
まさかの放置プレイ。
一体、誰の為の『チキンカツ大盛り』だったのであろうか?

と、言う訳でみなさんも『秋葉屋』に行く時は自分の能力と相談して、無理なく食べきれるようにしましょう。全体的にコストパフォーマンスはめっちゃ高いので、千円あれば豪華な食事になると思いますよ(食べ残さなければね)

追伸

どうやらシステムが昔に戻ったらしく、今の大盛りは昔の大盛りに近いようですね。注文票を書く時代だと「並盛250 大盛り450 特大650」となっています。と、言う事は認定証が無くても、いきなり大盛り(1500)が食べられるって事ですから、全俺が歓喜する事は間違いありません。これはチョイチョイ行かざるを得ないでしょうか?

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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