8/26 エヴァンゲリオン デコトラ出撃!

2011年8月26日、全国のエヴァンゲリオンファンの記念すべき日となったのは間違いない。この日はヱヴァンゲリヲン新劇場版:破TV版がTV初放送された日である。そして、異例ともいえるTV放送と全く同時に全国5ヶ所の映画館で同時上映されるというイベントが開催された。ネット上では掲示板などでも実況され、ツイッターでも多くのつぶやきが見られ、放送最後の”予告”では多くのファンが期待していた次回作「Q」の上映予定時期の発表もされたのである。

筆者も大阪の会場である梅田ブルク7へ知人とともに訪れました。事前にブログなどで大阪会場に行くということを書いていたのですが、当日になって、あるブログ読者から「大阪市内にいるのなら、是非見ていただきたい車があります。」という連絡が入りました。話を聞くと車の後ろにエヴァンゲリオン初号機が描かれているという。エヴァの痛車(アニメのキャラクター等がボディに描かれてる車)が見れるのならと思い是非お願いしますと早速返事をしました。

待ち合わせ場所は、大阪のメインストリートである御堂筋。カメラを用意して知人と一緒に待っていると、御堂筋に全く似合わない車が、前にいる高級外車を大きなホーンの音で押しのけるようして、巨大なボディの車が目の前に現れた!



 写真撮影:さきえる

普通の痛車かと思いきや、10tトラックなのである!いわゆるデコトラと呼ばれるアートトラックだ!装飾などもエヴァンゲリオン初号機カラーである紫とグリーンに統一され、後ろにはATフィールド(バリアのような防護壁)を突き破る瞬間のエヴァンゲリオン初号機、両サイドには劇中で重要な役割を果たす武器「ロンギヌスの槍」が描かれている。通常、痛車であれば大きなステッカーをボディに貼る”ラッピング”という手法をとることが多いのだが、こちらはエアブラシによるペインティングなのだ。滋賀県にある有名なアートトラック業者へ依頼し、2週間がかりで完成した大作らしい。

トラックを止め、下りてきたのはガッシリした体型のまさにトラック運転手という風貌のお兄さんだ。筆者も興奮状態であり、初めましての挨拶よりも先に「凄いですね!」という言葉が出てきてしまった。筆者は終始「凄い」を連発していたので、まるでエヴァの登場キャラクターの一人である相田ケンスケのようになっていただろう。

エヴァトラックのオーナーは地元大坂在住で、普段はこのトラックを用いて関西の大手スーパーへ野菜を運んでいるという。これほど目立つトラックならいろんなところで声かけられるでしょう?と聞くと、声をかけてくるのは高確立で、おっちゃん、おばちゃんらしく、街中で隣の車のクラクションが鳴ったと思い振り向くと、「兄ぃちゃん!エヴァンゲリオン好きなんっ!?(もちろん大阪弁)」と言われるらしい。間違いなくパチンコまたはパチスロが大好きな人だろう。もちろん筆者もこうして事前に連絡をもらっているから話はできるが、なかなか街中で偶然見かけたからといって、デコトラのドライバーに声をかける勇気はないかもしれない。さすがは大阪のおっちゃん、おばちゃんである。

しかし、こうして話を聞いていると、エヴァンゲリオンファンの幅広さにはいつも驚かされる。筆者の運営しているブログやコミュニティー内には、若い世代では小学生や中学生のエヴァファンが多く存在し、アニメを見ているか見ていないかは別としても、こうしておっちゃん、おばちゃんの中年世代にもエヴァンゲリオンが広く認知されているのだ。人気のアニメは他にもたくさんあるのだが、エヴァンゲリオンに関しては既存のアニメファンだけでなく、非常に幅広いファンを獲得することのできたアニメなのだろう。社会現象と呼ばれてることにも非常に納得できる。
また、8/26放送後の予告であった、次回作ヱヴァ「Q」が2012年秋に公開予定とのことだ。この1年ますますエヴァ人気が加熱することは間違いないだろう。

アメブロで『エヴァンゲリオン情報局 最速ヱヴァ情報evacollection』という情報ブログをしています。エヴァに関する情報を集めて発信&イベントなどを企画しています。販売、営業などの職を経て、現在の仕事は商品ネット販売&デザイン営業などです。趣味はテニス。

Twitter: eva_johokyoku