最近、水族館のニュースや特集番組をテレビなどでよく目にする。水族館スタッフの涙ぐましい努力もあってか来館者も増え、今や”水族館ブーム”といってもいいぐらいの盛り上がりだ。
一方、金魚や熱帯魚、海水魚を販売している街のペットショップ、観賞魚店はどうかと言えば、ブームとはほど遠く人もまばら。
観賞魚用の水槽・周辺器具の市場規模はかつては100億円規模を形成していたが、震災後は原発事故の影響もあって近年は縮小を加速させているという。地震による水槽転倒の危険性から観賞魚離れが進んだのだろう。
とはいえ、水族館に人が集まっていることも事実。潜在的には金魚、熱帯魚、海水魚などに対する需要はあるのだろう。各地の水族館が旧来の展示方法を変えで集客につなげているように、観賞魚業界も様々な工夫でこれら不安を解消すれば、再び金魚や熱帯魚の飼育を始める人も増えるに違いない。
かつて金魚は大人気で街では”金魚売”をよく見かけたという。金魚を”金魚玉”と呼ばれる小さいガラス容器に入れ、赤い糸でつるして売っていたのだとか。もう一度、そんな風流な景色を見てみたいものだ。
※この記事はAqua Talk 水族館ブームも金魚、熱帯魚の人気が出ないのは何故?より一部抜粋したものです。
http://aquatalk.cocolog-nifty.com/aqua/2014/02/post-50e6.html [リンク]
画像引用:
Whale shark in churaumi aquarium / Dolmang
http://www.flickr.com/photos/ysjjhfox/227856048/ [リンク]