1月23日。フジテレビ朝の番組『めざましテレビ』のコーナー内で、にわかに信じられない特集が組まれていた。なんと今、“かわいいおじさん”が若い女の子たちの間で密かにブームになっているとのことだ。
番組内のコーナー『ココ調』で、それは12万部を超えるベストセラー『おじさん図鑑』から端を発し、最近ではこうしたおじさんグッズが増殖中だと伝える。今では女子高生や若い女の子たちがラインのスタンプに『ハゲおじさん』を使い、『ヅラ・トレ!2』『おっさん☆たまご』や『花おじさん栽培キット』なる、いわゆる“おじさん”アプリをダウンロードしスマホでおじさんを弄んで楽しんでいるのだという。
また都内の10~20代女性100人にアンケートで聞いた所65パーセントの女性達が、おじさんを“かわいい”と思ったことがあると回答。かわいいおじさんのことや行動を“おじかわ”と言うらしい。
その“かわいい”と思うおじさんとはどういうものか?街の女の子たちに調査したところ。なんと、3位は「毛髪が薄い」。2位に「背が低い」。そして、1位が「ぽっちゃり」と今までの常識を覆すよう結果が出た。
実際に街に出でて調査してみると、至って普通。というよりか特にかっこ良くもなんとも無く、下っ腹がでて謎の紙袋を持ちマスクしているようなおじさんを10代の女の子が、それが“かわいい”と目をつけインタビューをしていた。
そして最後には、女子が『おじさんのキュンとするかわいい仕草ベスト5』を選出。
1位「使い慣れないスマホを頑張って使う」
2位「ドアに挟まる」
3位「お菓子をあげたら喜ぶ」「注文する時ニコニコしている」(同率)
5位「ぼーっとしている」「行動がちょこちょこしている」(同率)
結果はこのように、それホントか?と疑ってしまう順位が発表されていた。
しかし、このことは世のおじさん達には朗報でしかありません。以前あった”ちょいワルおやじ”ブームのように普通のおじさんには少し参加しづらいものではなく、ハゲていても、むしろ太っていたほうがもてはやされるという時代になったのです。これまでいるだけで毛嫌いされ肩身の狭い思いをしていた、おじさんたちは無理をしないで自分らしく生きていけば“かわいい”と呼ばれるのですから。
今では、日本の“かわいい”文化が世界中に拡散するなか。2014年、その発信国である日本では“かわいい”おじさんが日本の経済回復の鍵を握っているのかもしれませんね。
(画像:足成より引用)