近年、核家族化の流れを受けて葬儀のあり方も少しずつ変化する傾向にあります。
都市圏を中心に葬式の半数以上が家族葬を望む声が多く、私の住んでいる地域においても家族葬専用の斎場が次々とOPENするようになりました。
家族葬を望む声が多い理由としては、人間関係の疎遠の他に、金銭的な負担を軽減を望む声が多いようである。
高齢化なのに葬儀の小規模化の進展している?

経済産業省の特定サービス産業実態調査報告書によると、葬儀業「5人以上の企業」の年間売上高は1 兆4145 億円で、前年比▲6.0%の減少となっている。
普通に考えると、高齢者人口は増えているのだから葬儀が多そうであるが、高齢化であるが故の『悲しい事情があるのだ』
高齢化は高齢者人口の増加を意味するが、同時に『死亡年齢』も高くなってきているのである。
昔は、定年後数年でお亡くなりになるケースが多く、社会的なつながりを維持しやすい環境でありましたが、90歳を超えるお年寄りが多い昨今では、人付き合いも限定的となることから、大規模の葬儀を行う必要性が薄れてきているのです。
高齢化社会を支えようとする活動がある一方で、高齢化が社会とのつながりを疎遠しているというのも真実なのです。
その結果は、葬儀はホールを借り切っての葬儀は減少し、小分けに区分した形式で行う小規模葬儀又は家族葬へと変わってきたです。
ちらみに、少子高齢化は、お葬式に限らず、入社式・結構式・各種セミナにおいても大規模から小規模へと移ってきているようです。