【東北出身者が選んだ新潟グルメ】実際に食べて本当に感動した新潟県の最高グルメ10選

地方にはおいしいお店がたくさんある。新潟県にもたくさんのおいしいお店がある。そもそも新潟県は、魚介類も山の幸も豊富に得られる素晴らしいグルメ大国。なによりラーメンもカレーもおいしい。そこに職人たちの類まれなる調理技術がくわわれば、間違いない新潟グルメが生まれる。

実際に食べて本当に感動した新潟県の最高グルメ10選

今回は、東北出身者の視点から選んだ新潟グルメを「実際に食べて本当に感動した新潟県の最高グルメ10選」と題してご紹介したいと思う。2025年に営業していることを確認しているが、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆シーズンを含め、臨時休業があるかもしれないので、行く場合は事前に確認しよう。

1. アベック食堂の「カツ丼」
ここのカツ丼、あなどれないカツ丼。豚肉はほどよく厚みがあって、そしてふわっとやわらか。そんな豚肉を包み込む衣は極めて甘美。たっぷりと出汁を吸い込んだ衣はやわらか部分とカリカリサクサク部分が共存していて、食感とともに広がる旨味と甘味は至高。

トンカツとして完成度高めであるにも関わらず、それを包み込んで究極系に進化させる玉子。極まった存在とともに、旨味エキスをたっぷりと吸いこんだライスを食べる。これ以上幸せな体験はない。「アベック食堂」(新潟県新潟市中央区日の出1-11-6)

2. 万代バスセンターの「メンチカツカレー」
皆さんご存じとおり、万代バスセンターのカレーは粘度が高めで超ねっとりタイプ。その粘性あるカレーとメンチカツの衣が一体化。ザクザク食感とジューシーで旨味が濃いメンチカツの融合が、ネットリ感強めでまろやかな万代バスセンターのカレーに超絶マッチするのである。

まろやかでネットリとした万代バスセンターのカレー、もっちりで水分多めの万代バスセンターのカレーのライス。そこにザクザク感強めのハードタイプなメンチカツ。もはや黄金比率ともいえるバランスと組み合わせ。もう一度言いたい。万代バスセンターに、万代バスセンターのカレーよりうまい、万代バスセンターのメニューがあるとは思わなかった。「名物 万代そば」(新潟県新潟市中央区万代1-6-1 バスセンタービル1F)。

3. 麺屋愛心の「ラーメン」
油膜と徹底的に濃いスープを楽しむラーメンここにあり。目視ではドロッドロに見えるが、ほどよいドロドロなので食べやすく、塩味より旨味を強く感じる仕上がり。とはいえ、世間一般のラーメンより全体的にパワフル。

背脂とタマネギの融合が素晴らしく、ガツンとアブラパワー強めなのに、玉葱のシャリシャリ感と爽やかエキスで緩和。その流れが素晴らしい。「麺屋 愛心 河渡本店」(新潟県新潟市東区河渡本町22-16-5)。

4. みかづきの「イタリアン」
イタリアというより、日本の焼うどんや、焼きそばに近い印象。さっそく食べて「この味は焼きそばでは!?」と思ったのだが、すぐにその感想は打ち消された。

太麺はソーステイストで香ばしく焼きそば的なのだが、そこにトマトソースが盛られているため、焼きそばとも違うテイストに。いやでもこれ、実に、うまい。味覚に染み入る、一度食べ出したら止まらない魅力がそこにある。ソースとトマトソースの酸味がお互いの共通点。そのおかげか、味でケンカしない。なかなかの相性の良さ。「みかづき 万代店」(新潟県新潟市中央区万代1-6-1 バスセンタービル2F)

5. まつはまの「ブリカマ」
どこに箸を入れても、ごっそりと大きな身がとれる。そして、どこから食べても、確実にウマイ。けっして大味ではない、旨味埋蔵量が極めて濃い身ばかり。食べはじめたら、やめられない止まらない。まさか、かっぱえびせんとカニ以外で、やめられない止まらないを体験することになるとは。しかもブリカマで体験するとは、どんだけハイグレードなブリカマなんだ! 佐渡のブリのポテンシャルの高さと、大将の目利きと調理スキル、もはや神域と言っても過言ではない。

大将によると、目の周りの柔らかい部分がウマイとのこと。食べる。とろける。超絶まろやかで、食べながら羽毛布団に包み込まれているような心地よさ。あまりにも美味すぎて、佐渡の日本酒「金鶴」のおかわりがススム。極上のブリカマに魅了されつつ、ほろ酔いで温泉宿に帰って寝たのだった。「まつはま」(新潟県佐渡市小木町1940-32)

6. 食堂ミサの「ラーメン」
かなりシンプルで、それでいて味噌汁感もある素晴らしきもの。具としてモヤシのほかにタマネギも入っていて、それが北関東や東北の玉ねぎ入り味噌汁をほうふつとさせる。ビジュアルからして、やはり味噌汁がイマジネーションのベース!?

シャクシャリとした食感がモヤシとタマネギの良さを現している。味噌スープをたっぷり含んでいるが、まったく塩気が強くない。そこにあるのは味噌の「かもし感」とでもいおうか、旨味とはまた別次元の濃いコク。麺は細い縮れタイプで、これもまた、すすると、塩味濃度が限りなくソフトな、旨味よりもまさるコクを感じる。「食堂 ミサ ピア万代店」(新潟県新潟市中央区万代島2-3 ピアBandai)。

7. 浦咲の「ラーメン」
かつてJR新潟駅前に店舗があった時代、あまりにも繊細で上品なおいしさに感動。クリアでありながら丼の底部は乳白色に包まれており、食べると「まろやかの極」が堪能できる秀逸なるもの。

一反木綿のような超極平太麺も素晴らしく、食感として徹底的に最後まで楽しめる仕上がり。このラーメンが移転しつつも存在し続けてくれていることに感謝しかない「ラーメン古町浦咲」(新潟県新潟市中央区古町通り9番町1473)

8. 青島食堂の「ラーメン」
新潟県内に複数店舗がある青島食堂は、どこで食べても秀逸。安定した「濃い醤油」「甘美なる油」「秀逸なる麺」が楽しめる。麺はシンブルな中華麺のように思えて、信じられないほどのポテンシャルを魅せてくれる。スープの旨味をガッツリととらえて味覚に運んでくれるのだ。

筆者のオススメの食べ方は、チャーシューをスープに沈めて、徹底的にスープを染み込ませてから食べる方法。温かさと旨味を吸い込んだチャーシューは青島食堂だけでしか味わえないおいしさを楽しませてくれる。「青島食堂」(新潟県内に複数店舗あり)。

9. りょうこのギーザの「餃子」
家から出てきたおばちゃんに食べたい餃子数を伝えると、その場で焼いてくれる。この場で焼きたてを購入することもできるし、焼く前の冷凍餃子を購入したり、宅配便で送ってもらうことも可能。

筆者は焼き餃子を注文しつつ、冷凍餃子を関東地方の自宅に送った。焼いている間におばちゃんと話したが、完全におばちゃんのレシピで作られた餃子で、食材は新潟・佐渡産のものを使用しているとのこと。徹底したこだわりっぷり。観光客としても、佐渡食材のグルメが楽しめるという点で嬉しい。

その餃子の味、かなり、激ウマ。何が良いかというと。まず皮が極めて素晴らしい。ほどよく柔らかく、そしてカリッとした食感とともに広がる「焼き」による薫り。そして具のすばらしさにも着目したい。食べて皮が破けた瞬間、パララッと具が拡散し、一気に旨味が広がるのだ。しかもこれ、かなり濃い。「りょうこのギーザ」(新潟県佐渡市千種94-5)

10. ラーメン二郎新潟店の「ラーメン」
その味、極めて甘美。まずは豚。ラーメン二郎新潟店の豚は極めてレベルが高いもの。肉質に超絶ブレが生じることでも知られているが、たとえブレても、そのブレはネガティヴな意味を持たない。

グニュニュッ! とした超弾力食感があったかと思えば、ホロホロの超絶ほぐし系が混在していたり、ズニュズビュッとあふれる旨味を大放出する豚がいたりと、あらゆる豚ファミリーがひとつの丼で生活している。まさに、ラーメン二郎新潟店のラーメンのどんぶりの中は、多種多様な豚舎なのだ。ちなみに、イワノリとホグシブタは、ラーメンを食べ進めて終盤に丼に投入すると、味変にもなってイイ。最初から入れると、ラーメン全体がやや濃いめとなる。「ラーメン二郎新潟店」(新潟県新潟市中央区万代5-2-8)。

まだまだおいしいグルメがたくさんある新潟県

新潟県には、まだまだ知られざる絶品グルメが数多く存在する。すでに人気の有名店も良いものだが、広く知られていない魅力的なお店も含めて、新潟旅行の参考にしていただければ幸いだ。もし岩手県の料理も気になるならば「東北出身者が選んだ岩手グルメ / 実際に食べて本当に感動した岩手県の最高グルメ10選」と題した記事もお読みいただきたい。

残念ながら閉店してしまった名店

最後に、今回紹介したかったものの、残念ながら閉店してしまった名店がいくつもあった。長きにわたっておいしい料理で人々を楽しませてくれた「青島食堂 司菜 南万代店」(新潟県新潟市中央区南万代町2-14)、「原価率研究所 藤見町店」(新潟県新潟市東区藤見町2-4-8)、「麺屋 坂本01 新潟駅前店」(新潟県新潟市中央区花園1-7-10)に心から感謝するとともに敬意を表したい。

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