渋谷宮益坂にネオナイスバーガーが新登場したので食べてみた!

  by 古川 智規  Tags :  

 ネオナイスバーガーとは、オーナーシェフ・平子良太が手がける、新しい発想のハンバーガーブランドで、2025年10月11日(土)に東京・渋谷宮益坂で1号店をオープンした。いわゆるグルメバーガー系のハンバーガーだ。渋谷の一等地に位置し、駅からは少し離れるものの若い人が常時行き来する人気の場所だ。

店舗は1階にあり、テイクアウトでもイートインでも1階で完結する。もしイートインの場合は2階に移動して食べる。2階には話題の「I’m Donut?」が入っており、そのイートインスペースを供用する仕組みだ。

まだ開店前の2階の「I’m donut?」のイートインスペースに行ってみた。淡いピンク色で統一されており、さすがは渋谷の店舗だとデザインひとつとってもよく考えられているオシャレさだ。

席数は少ないながらもテラス席も用意されており、宮益坂を行き交う人や車を眺めながらの食事もいいものだ。標識の通り、店舗は「宮益坂上」つまり坂の上にある。

徒歩が嫌な場合は渋谷駅前から都営バス渋88系統で1停留所乗り渋谷二丁目停留所で降りればすぐだ。または渋谷駅ハチ公口から渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」の恵比寿・代官山循環で4停留所乗車しても同じ場所につく。

グルメバーガーなので、すべてその場でイチから作っているのだが、まさかサイドメニューのフライドポテトまで店舗で作っているとは思わなかった。プレカットされたジャガイモではなく、その場で洗った皮付きのままもものを専用のカッターで切っていた。このフライドポテトは、賞味の価値あるもので、例えるならば「ポテトの竜田揚げ」だ。真偽のほどは店舗で食べて判断していただきたい。

店舗で受注後に作るので多少時間はかかるが、タッチパネルで注文と決済を済ませればあとは番号を呼ばれるのを待つだけだ。セットのソフトドリンクを注文した場合は、カップが渡されるのでセルフサービスでドリンクを注ぐ。

この店舗の定番中の定番であるいわば標準品は『ネオナイスバーガー』で、野菜を数時間煮込んで作るオリジナルトマトソースが決め手。シンプルながらもバンズ、肉、野菜の味が融合した全体としてまとまりのある満足できる味だ。

記者のもう一品のおススメはちょっと珍しい「ブラウンマッシュルームバーガー」だ。ソテーしたブラウンマッシュルームをシェリー酒で香りづけし、ベシャメルソースと合わせてパテに重ねたプレミアムな逸品。他ではなかなか味わえない「これぞグルメ」を具現化したハンバーガーである。

ところで気になるお値段だが、サイド1品とドリンクのセットにしてもベースのハンバーガーにより変わるものの1000円を少し超える程度だ。渋谷の一等地のグルメバーガーというにはあまりにも手軽な価格設定なのが若い方にもうれしいのではないだろうか。イートインスペースで甘いものは別腹という理由で今、話題のドーナツと生み合わせるのも楽しそうだ。

※写真:藤村直加

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