津田大介氏の「金髪」なぜ嫌われる?

  by 永濱  Tags :  

ツイッターやニコニコ動画生放送などでよく見かける津田氏。彼の外見上のトレードマークである「金髪」が、時折やり玉にあがる。何故だろうか?

おそらく、彼の金髪を良く思わない人々は、いわゆる非リア充と呼ばれるグループに属するだろう。
今回の場合の非リア充は、自分の容姿に自信がなく、友人が居ない、もしくは少数の気が合う者としかコミュニケーションができない、彼女なんか一度もできたことがない者のことだ。
彼らは自分に自信がないので、おしゃれなんかしてもたいしてイケメンにならないと思いこんでいる。むしろ不相応なファッションで嘲笑されることに恐怖を覚え、服装が地味になる。
容姿にコンプレックスのある者にとって、金髪は自分とは縁のない、遠いものだ。もちろん自分の髪を金髪にすることなんてあり得ない。
さらに、髪の着色はあまり目立つ色にすると嫌う者も多い。金髪は多くの人に認められているが、あれが赤や青だったら受け付けない、という人は多いだろう。

さらに、非リア充は自分と相反する存在であるリア充を敵視する傾向がある。本当は非リア充もリア充に混ざりたいと思っているのだろうが、どうしてもリア充に混ざれない者は逆恨みを起こす。また自分よりリア充のほうが能力が高く(高学歴)仕事が成功していると顕著になる。そうなると「リア充=悪」と言っても大げさではないような感情を持つようになる。
特に津田氏は高学歴で、仕事でメディアに大量に露出しているので、非リア充から見れば十分すぎるリア充だ。

以上の仮定をふまえれば、津田氏の金髪に対して非リア充の人々は「リア充が、わけのわからないファッションをしている」という印象を受け、「気色悪い」「生意気だ」という感情を抱き、しまいには「金髪のくせに偉そうなこと言ってんじゃねーぞ」に行き着く。

容姿とその人の論理は直接関係がないし、金髪を理由にその人の全てを否定するのは馬鹿なことだ。そんなことをする者を相手にする必要はない。ただ、なぜ金髪が否定されるのか、容姿にコンプレックスのある者の視点がわからない人にはなかなか理解できないだろう。
どんな境遇であっても、いろんな視点で物事を見て、問題の原因が何なのかを突き止められるようになりたい。

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