真空断熱構造の保冷専用ステンレスボトル「アクティブライン」が リニューアルし「アクティブラインⅡ」として新登場!

  by 古川 智規  Tags :  

タケヤ化学工業は「アクティブラインⅡ」を新発売した。従来商品の機能性や保冷力はそのまま引き継ぎつつ、よりスタイリッシュなデザインを取り入れ、お手入れのしやすさも実装してリニューアルした。
実際に使ってみたので、この春から冷たいドリンクを持ち出して気持ちの良い外出をしたい。

ざっと特徴を挙げておくと、カラー展開の豊富さがあり全10色が販売されている。この10色というのは個人の好みのカラーのみならず、着せ替え感覚で個性を出すことができる原動力となる。次に容量だが、0.7リットル(24液量オンス)と、1.17リットル(40液量オンス)の2種だ。どちらもメートル法では中途半端な数字だが、これが意外にもしっくりくることは後々わかることになる。なお、本品は軽量化するために保冷専用品なので、熱い飲み物は入れることができない。
今回は1.17リットルの大きい方を使ってみた。カラーはあえてピンクを選択して、交換用の底部のバンパーとフタユニット(カラーはブルーストーン)を別途用意した。これは補修パーツとして販売されているものだが、最初から購入しておいて着せ替え用として使用することができる。

フタユニットの裏側を見ると、十字型に樹脂(アイスブロック)が成形されている。このおかげで大きい氷を入れても飲み口まで上がってこず、大きな氷を飲み込む羽目にはならないという芸の細かさが光る。

フタユニットの飲み口のキャップは一体成型になっており、取れない構造になっているために、外で飲む際にふたが紛失することはない。取っ手も一体成型で、持ち運ぶとき、飲むとき、収納するときとシーンに合わせて異なる挙動をするので邪魔になることはなく、かつ便利に使える。

さて、着せ替えで変更できるのは3か所だ。まずは底部のバンパーだが、従来品と比較してバンパーを付けても出っ張りがないように設計されており進化している。次にフタユニットそのものを交換することができる。さらにフタユニットのすべり止めシリコンも交換可能だ。記者はメインのボトルはピンクなのでこれをベースに、バンパーをブルー、フタユニットはそのままピンクを使い、フタユニットのシリコンをブルーに変更した。これだけで見た目の印象は相当変わる。男性がピンク一色を持つのは気が引けるが、所々にブルーを配置することにより、オシャレに目立つボトルに仕上がるのが不思議だ。これが10色分あるので、パーツさえ入手すれば相当数のな組み合わせが可能で、無数の楽しみが広がる。

以前に紹介した持ち運び用のボトルスリングは素材が伸びるので、このサイズまでぴったりと使用可能だ。0.7リットルの場合は多少ゆるくなるが、底部のシリコンバンパーのおかげで抜けることはない。

さらに進化したのは洗いやすさだ。本品は高品質なステンレス鋼を使用しており、炭酸以外のものは果汁でもスポーツドリンクでも入れることができる。ただし、使用後は腐食を防ぐために速やかに洗浄することが推奨されるが、底部が洗いにくいのがネックだった。そこで底を丸くすることでお茶を入れた場合でも茶渋が残りにくく、洗浄しやすい構造になっている。

十分な容量のリュックであれば、そのまま入れてしまっても特に問題はない。入らない場合はボトルスリングを使用して肩掛けにしたり、取っ手を立てて直接手に持って持ち運べばよい。

カフェでコーヒーの横に置いてみた。さすがに1.17リットルは大きいが、まだ「ボトル」と呼べる範囲で、「ポット」と呼ぶまでには至らない。

さて、0.7リットルにしても1.17リットルにしても、容量はメートル法では中途半端だ。しかし市販のペットボトルの500ミリリットルや600ミリリットル入りは全部入れて氷を入れるだけの余裕がある。1.17リットルにしても、900ミリリットルや1リットルの飲料を入れても氷を入れることができるので、むしろメートル法で若干多い容量なのが氷を入れる前提だと結果的にちょうど良いことになる。

写真は900ミリリットルの入りの無糖紅茶ボトルをすべて入れて、カップ入りの氷を全部入れた状態だ。これで約12時間は問題なく冷えている。飲料が最初から冷たければもう少し保冷時間は伸びるだろう。

デスクワークで置いてもバンパーのおかげで音がしないし、この奇抜なカラーでも違和感はない。

持ち運ぶ際は、取っ手を立てて持ち上げればよい。ブルーに変更したシリコン部分はすべり止めの機能もあり、ドリンクを入れてフタユニットを取り付ける際に液漏れがないようにしっかり締めることができる。

飲む際には取っ手を降ろして、飲み口を開ける。ふたは取れないのでなくすことはない。
このように進化し続けるボトルで、春からこの夏の準備をしておけば、いつでも冷たい飲み物が手元にあり、快適なアクティブライフに寄与することだろう。

※写真はすべて記者撮影

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