1988年の放送開始から今年で36周年を迎えたテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』。6月に公開された映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』は、興行収入がシリーズ歴代最高額を更新。現在でも子供から大人まで幅広い世代に人気の作品ですよね。
そんな『アンパンマン』の“知られざる過去”を伝え続ける非公式の個人サイトが存在します。その名も『ぼくらのアンパンマン文化』。このサイトは2004年に『アンパンマン学部?』として開設され、今年で20周年を迎える長寿サイトです。アンパンマンに対する深い愛情と、原作者・やなせたかしさんに深い敬意を持つ管理人が運営しており、その内容は全アンパンマンファン必見となっています。
やなせたかしが遺したさまざまな『アンパンマン』を紹介
まず注目すべきは、『やなせたかしオリジナルアンパンマンいろいろ!』というコーナーです。ここでは原作者であるやなせたかしさんが手掛けた数々のアンパンマン作品が詳細に紹介されています。たとえば、大人向けのシリアスな展開が特徴の『怪傑アンパンマン』や、そこからガラッと作風の変わった『いちごえほん版アンパンマン』など。これらの作品は、現在慣れ親しんでいるアンパンマンとは異なるテイストやデザインを持ち、アンパンマンのルーツを知る上で欠かせない資料です。
アンパンマンの「知られざる歴史」に迫る
次に注目したいのが、『アンパンマン歴史あれこれ』というコーナーです。ここでは公式サイトなどでは語られることのないアンパンマンの歴史が詳細に紹介されています。初期の作品制作の舞台裏や、当時のエピソードに関する貴重な情報が満載です。長年にわたる人気を誇るアンパンマンがどのように進化してきたのか、その軌跡を深く掘り下げています。
NHKで放送された!?幻のアンパンマンも
さらに、『知ってる人なら知っているNHK版アンパンマンの謎』というコーナーでは、1979年にNHK総合テレビで放送された「幻のアンパンマン」に関する情報が紹介されています。残念ながら当時の映像が現存するかどうかは不明なようです。
他にも充実のコンテンツが満載
このサイトでは、アンパンマンだけでなく、やなせさんが手掛けた他の作品に関する情報も充実しています。また、サイト管理人が独自の視点で執筆した評論やコラムも掲載されており、『やなせたかしの世界観』をさらに深く理解するための貴重な資料が揃っています。
折しも、2025年前期のNHK朝ドラはやなせたかしさんとその妻の生涯を描いた『あんぱん』。このドラマをより楽しむために、ぜひ『ぼくらのアンパンマン文化』で予習をしてみてはいかがでしょうか。
※記事画像は『ぼくらのアンパンマン文化』より引用