ラーメン二郎の数ある店舗のなかでも、優しさと厳しさの双方を体験できる希少な店舗が『ラーメン二郎 JR西口蒲田店』(東京都大田区西蒲田7-6-9)だったんだ。店舗がある建物も情緒があって独特で、なんかラーメン二郎っぽくない雰囲気で心が躍る。
ラーメン二郎JR西口蒲田店のスープの味噌汁感
ラーメン二郎にまったく詳しくないド素人がこういうことを言うと、ジロリアンのパイセンたちに怒られそうだけど、ラーメン二郎JR西口蒲田店のスープの味噌汁感がたまらなく良かったのよ。「味噌汁みたいに限りなく優しく一口すするだけでホッとするスープ」が大好物だった。
味噌汁飲める文化圏に生まれてよかった
このとき食べたラーメンは小ダブルにニンニクアブラトウガラシ。当然ながスープは味噌汁じゃあないのだが、みそ汁と同類といっても過言ではないほど、飲むと癒やされるし「味噌汁飲める文化圏に生まれてよかった」と思える。味噌汁じゃあないけど。
「トウガラシ入れたら味噌汁どころじゃないだろッ!!」と怒られそうだが、この限りなく優しいスープにトウガラシを大量投入することで、メリハリが生じるのよ。山と谷、上と下、メリとハリ、味と刺激に大きな差が生じるわけ。その差が楽しめるのが、ラーメン二郎JR西口蒲田店のラーメンなのよ。
スープの優しさを感じつつ、トウガラシを纏ったヤサイや麺や豚を楽しむ。まさに、優しさと厳しさの双方を体験できるラーメンなのだ。
おいしいラーメンをありがとう
もう食べられないラーメン二郎JR西口蒲田店のラーメン。店舗はなくなったとしても、ジロリアンたちの味覚に残り続ける「ラーメン二郎JR西口蒲田店だからこその味」。おいしいラーメンをありがとう。会釈からのマスタードサンクス。