ホームプロジェクターに不満を持ったらワンランク上がいい?満足のいく視聴環境で心行くまで寝落ちを楽しむ!

  by 古川 智規  Tags :  

リビングが広すぎてもはや大型液晶テレビでは満足できない方、部屋が狭すぎてテレビを置く場所がないという方、どちらのケースでも頼りになるのがホームプロジェクターだ。
最近はずいぶんと安価になったので購入した方も多いのではないだろうか。しかし、光量不足でよく見えないとか、台形処理ができないのでいびつになってしまうとか、安い製品にはいろいろと不満が残り、結果使わなくなったという事例も聞く。そこで、そこらあたりの多い不満を解決してくれるバランスの良いプロジェクターを試してみたのでレビューする。

日本ビジネス開発が販売するポケットプロジェクター「adget」は多機能かつ手軽に使用できる普及価格帯の製品だ。カラーは4色で記者が使用したのはモスグリーン。

バッテリー内蔵でワイヤレスでも使用できるほか、ステレオスピーカー、台形補正等の基本的な機能は備えている。
三脚とリモコンも付属しているので、置き場所を選ばない。本体は425グラムなので車載用や旅行先に持ち運びができるようにキャリングケースも付属している。

基本的な使い方はOSがAndroidをカスタムしたものなので、多くの製品と同様だ。家庭のWiFiと接続してアプリやOSのアップデートは最低限済ませておく。
テレビやDVDプレーヤー等の機器の映像を流すモニター的な使用方法や、スマホ等のデバイスと接続してスマホ画面をそのまま投影する使用方法、あるいは本体をWiFiに接続してアプリでスタンドアロンで動画を視聴する方法が考えられる。

光量はそれほど強いというわけではないので、昼間の明るい部屋だとさすがに映像は見にくい。バッテリー駆動を想定すると昼間でも使える程度の光量を確保するのは無理だろう。しかし昼間でも部屋のカーテンを閉めれば問題なく見ることができる程度の光量はあるので、それほど使用シーンは選ばないだろう。

32GBのメモリー内臓なので、本体にコンテンツを取り込んでおいて再生することもできる。そのためのプレーヤーアプリは内蔵されている。また限定的だが、動画配信元が提供するアプリをインストールすることも可能だ。

あえて天井の形状がフラットでない場所で投影してみた。狭い部屋で天井に段がある場合でもそれほど違和感なく投影できるので、ベッドに寝たままで映像を視聴したり、テレビを見たり、好きな映像を流したりと活用方法は自在だ。やはり寝ているときは横を向いてモニターを眺める姿勢よりも、上を向いて天井を眺める姿勢の方が自然なはずだ。安眠のためにも臥位は大切なので、無理のない姿勢で心行くまで寝落ちを楽しんでみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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