フェイスブックというSNSは 発言者の実名登録のため そこに書かれた情報や記事に真実味があるように感じてしまうところがあります。
ゴールデンウィーク明けに ある人が一つの記事情報を写真付きで、書き込みました。
その内容は 「山口や姫路、大阪方面から 自動車の当たり屋が84台の大挙して 愛知県や岐阜県などの東海地方に来ている・・・・」 という情報です。
FAX写真を元に フェイスブックに投稿したものですから この記事を読んだ人が 真実だと思い込み 次から次へとシェアして8500人以上の人がチェーンメール状態で進行しています・・・おそらく この記事を読んで 当たり屋情報を信じてしまった人は この数倍から10倍近い物になっているかも。
しかし、この情報は デマもデマで
1986年頃にFAXで出回り始め、パソコン通信の NIFTYやmixiでも同じ情報を見た人も多くいます。
内容は30年前のものとまったく同じで変わっていないのです。
注意して良く見れば この話しが眉唾物なんてすぐにわかります。
掲載されている 車両ナンバー 「山口38 81-××」とか「なにわ88 ち85-××」とか 「神戸88 ち28-××」なんて実際には存在しません。 大体 いまどき 山口88や なにわ88、神戸58なんて2桁のナンバーはほとんどありません。今は全国を走る車のほとんどは 上は3桁の3●●や 5●●、8●●といった番号がつけられています。もちろん 古い車で2桁の車は要るのですが、ブルーバードやボンゴなんて車種もすでに製造はされておらず、見ることはほとんどありません。
この30年も前のに発進されたデマ話は、山口県警もそのナンバーを確認し そんな車自体が今では無いと完全否定しているのです。
それでも、デマにおどらされ、そのデマを見た人は また 正しいと信じ込み人に伝える。
街で山口ナンバーを見たら 多くの人は 奇異の目と警戒の目を向けることになるのでしょう・・・・・
デマを発進し 人を惑わせることは ある意味で詐欺と同じ犯罪行為なのですが、正しいこと、間違ったことを 自ら精査できないと 時に非常に危ない情報元となりえてしまう インターネットの世界です。
気をつけたいものです。