ドジャースの大谷翔平選手の通訳者として働いていた水原一平氏が、スポーツ違法賭博に関与していた疑惑が浮上しており、国内外で物議を醸している。水原一平氏が大谷翔平選手の銀行口座から約6億7500万円を送金していたとの疑惑も出ている。
大谷翔平選手が会見でコメント / 送金には関与せず?
そんな大金をどうやって送金したのか? 他人の口座から勝手に送金する行為は、簡単にできるものなのか?
大谷翔平選手の会見コメントによると、水原一平氏が大谷翔平選手の銀行口座からお金を盗んだとのこと。その発言内容が事実なら、大谷翔平選手はスポーツ違法賭博に関与していないことになる。一部からは「大谷翔平選手も送金に関与していたのでは?」と疑問の声も出ているが、はたしてどうなのか。
高橋洋一氏「大谷さんが指示通り送金したっていうのはないと思う」
この件に関して、財務省OBであり嘉悦大学教授としても知られている高橋洋一氏が、自身の公式YouTubeチャンネルの動画配信で「大谷さんが指示通り送金したっていうのはないと思うな。水原さんと二人で送金したとか、まず考えられないね」とコメント。
大谷翔平選手が送金に関与したとは考えられないと自論を述べている。つまり、水原一平氏が大谷翔平選手の銀行口座にアクセスし、勝手に送金したという考えか。
他人のアメリカの銀行口座から勝手に送金→ 容易ではない?
そんな高橋洋一氏のコメントを日刊スポーツがYahoo!ニュースに配信。インターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏はその記事を引き合いに出し、「スマホか物理デバイスを盗まないと無理です」とツイート。
ひろゆき氏のツイートによれば、他人のアメリカの銀行口座から、勝手に送金することは容易ではないようだ。ひろゆき氏は以下のように自論をコメントしている。
<ひろゆきさんのXツイート>
「アメリカで四つぐらいの銀行のオンライン口座の操作したことあるけど、IDとパスワードだけで送金出来る所は一つもありません。ワンタイムパスワードの物理デバイスやメールにパスワードが来たりとか、2段階認証は当たり前です。スマホか物理デバイスを盗まないと無理です」
アメリカで四つぐらいの銀行のオンライン口座の操作したことあるけど、IDとパスワードだけで送金出来る所は一つもありません。
ワンタイムパスワードの物理デバイスやメールにパスワードが来たりとか、2段階認証は当たり前です。
スマホか物理デバイスを盗まないと無理です。https://t.co/gOpJO84IJN— ひろゆき (@hirox246) March 26, 2024
すべてにおいてかなりハードルが高い
IDとパスワードだけでなく、ワンタイムパスワードなどの2段階認証が当たり前なのであれぱ、送金は「スマホか物理デバイスを盗まないと無理」というのも理解できる。よく考えれば、たとえ物理的にスマホやパソコンを盗んでも、使用するにはパスワードを入力しなくてはならない。顔認証や指紋認証も含め、すべてにおいてかなりハードルが高い。
ちなみに最近は日本の銀行も2段階認証が必要なところが多く、悪意ある者が他人の銀行口座から送金するのは容易ではないと思われる。実際はどうだったのだろうか。
今後どのような着地をみせるのか
いま現在、かなり不明な点が多い水原一平氏のスポーツ賭博疑惑。今後、どのような着地をみせるのか、多くの人たちが真実を知りたがっている。
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より