インターネット上で、勝手に無断で有名人・著名人の画像を使用した悪質な詐欺広告が後を絶たない。複数あるSNSのなかでも顕著に詐欺広告が多い印象があるのが、Meta社のFacebook(フェイスブック)だ。
前澤友作さんや堀江さんやひろゆきさんらも被害
ほんの一部に過ぎないと思われるが、勝手に画像を使われている有名人・著名人として、株式会社ZOZO創業者の前澤友作さん、ホリエモンの愛称で知られている元ライブドア社長の堀江貴文さん、インターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者・ひろゆきさんらがいる。
勝手に画像を使われている有名人・著名人に協力要請
Meta社に詐欺広告をやめるようクレームを投げたところで改善されない状況が続いていたが、前澤友作さんは我慢の限界に達したのか、「みなさんの分もまとめて僕がMeta社に抗議します。みなさんで声をあげていきましょう!」と奮起。勝手に画像を使われている有名人・著名人に協力を求めている。
もう許せない、そんな気持ちなのだろう。
<前澤友作さんのXツイート>
「詐欺広告についてMeta社(Facebook Japan)に問い合わせたところ、昨年の9月に以下のレターが返ってきました。「詐欺広告がなくなるよう措置を講じます」と書いてあるものの、最後の文章では、「いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して」と開き直ってます。では、詐欺で騙される人や、肖像権を侵害されたり名誉毀損される人に対して、どのように考えているのでしょうか? 騙されたり傷つけられている人に対して何か損害賠償してくれるのでしょうか?」
「FacebookやInstagram上で、著名人を使った詐欺広告に騙されて何らかの被害にあった方は、匿名で構いませんので、その時の状況を詳しく教えていただけませんか。みなさんの分もまとめて僕がMeta社に抗議します。みなさんで声をあげていきましょう!」
詐欺広告についてMeta社(Facebook Japan)に問い合わせたところ、昨年の9月に以下のレターが返ってきました。
「詐欺広告がなくなるよう措置を講じます」と書いてあるものの、
最後の文章では、「いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して」と開き直ってます。… pic.twitter.com/ST99fILUAH
— 前澤友作 (@yousuck2020) March 19, 2024
FacebookやInstagram上で、著名人を使った詐欺広告に騙されて何らかの被害にあった方は、匿名で構いませんので、その時の状況を詳しく教えていただけませんか。みなさんの分もまとめて僕がMeta社に抗議します。みなさんで声をあげていきましょう!https://t.co/bF0Ed0rWF9
— 前澤友作 (@yousuck2020) March 20, 2024
そもそも「勝手に画像を使用した詐欺広告」自体が問題
詐欺広告を見て騙される人もいれば、騙されずに「また詐欺広告か」とスルーする人もいると思われる。「そんなに被害はないんじゃないの?」「騙される人なんているの?」と思う人もいるかもしれないが、騙される人がいれば問題だし、騙されなくとも、そもそも「勝手に画像を使用した詐欺広告」自体が問題なのであり、撲滅すべきなのは確かだ。
堀江貴文さん「東京地検特捜部とかこういう案件はバズらないからやらないんですかね?」
そんな状況に対して堀江貴文さんは「本当にひどい。東京地検特捜部とかこういう案件はバズらないから、やらないんですかね?」と苦言を呈している。堀江貴文さんはかなり以前から詐欺広告で勝手に画像を使われており、X(旧Twitter)でも複数の人たちから問い合わせのツイートが届いていた。しかし堀江貴文さんに問い合わせたところで、詐欺広告を掲載しているSNS運営会社が対応しない限り意味はない。
<堀江貴文さんのXツイート>
「本当にひどい。東京地検特捜部とかこういう案件はバズらないから、やらないんですかね?」
本当にひどい。
東京地検特捜部とかこういう案件はバズらないから、やらないんですかね? https://t.co/x6yWzxWhjc— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) March 19, 2024
さすがに酷すぎると言わざるを得ない
ひろゆきさんの画像も勝手に詐欺広告に使用されているケースが多く、実際にひろゆきさんの詐欺広告がFacebookに表示された人から報告が寄せられている。ひろゆきさんだけでなく、妻の写真も勝手に使われているケースがあるようだ。さすがに酷すぎると言わざるを得ない。
ひろゆきさん「マジで前澤さん頑張ってほしい」
今回、前澤友作さんが奮起して「みなさんの分もまとめて僕がMeta社に抗議します。みなさんで声をあげていきましょう!」とコメントして動き出したことに対し、ひろゆきさんは「マジで前澤さん頑張ってほしい」とエールを送っている。
<ひろゆきさんのXツイート>
「著名人詐欺広告で騙されてお金取られてる被害者がいるので、マジで前澤さん頑張ってほしい」
著名人詐欺広告で騙されてお金取られてる被害者がいるので、マジで前澤さん頑張ってほしい。 https://t.co/EjcGpH4n0j
— ひろゆき (@hirox246) March 20, 2024
どれだけの著名人が無断で肖像を使用されているか把握されてますか?
今回、前澤友作さんはかなり本気でFacebookの詐欺撲滅を目指しているようで、Meta社(JAPAN)の味澤将宏さんのXアカウントに対し、「どれだけの著名人が無断で肖像を使用されているかJapan社では把握されてますか?」と苦言を呈し、「それらの損害について、本社並びにJapan社はどのように責任を取られますか?」と追及している。
味澤将宏さんに対して見解を求める前澤友作さん
以前、前澤友作さんがMeta社に詐欺広告に関する問い合わせをしたところ、レターが返ってきたという。今回、前澤友作さんは自身のXにそのレターを公開して「御社からのレターについて意見を書かせていただきましたので、よろしければご見解をお聞かせください」とツイート。味澤将宏さんに対して見解を求めている。
<味澤将宏さんと前澤友作さんのXツイート>
味澤将宏さん「Metaの創業者でありCEOであるマーク・ザッカーバーグの来日に際し、日本のイノベーションを牽引する開発者の皆様とのラウンドテーブルを東京オフィスで開催させていただきました。今後も様々な意見交換をさせていただきながら、AI, XRにおけるイノベーションの未来を共に築いていきたいです」
前澤友作さん「イノベーションの未来も大切だと思いますが、まずは詐欺広告をなんとかしませんか? どれだけの人が詐欺被害にあい、どれだけの著名人が無断で肖像を使用されているかJapan社では把握されてますか? それらの損害について、本社並びにJapan社はどのように責任を取られますか? ↓御社からのレターについて意見を書かせていただきましたので、よろしければご見解をお聞かせください」
前澤友作さん「詐欺広告についてMeta社(Facebook Japan)に問い合わせたところ、昨年の9月に以下のレターが返ってきました。「詐欺広告がなくなるよう措置を講じます」と書いてあるものの、最後の文章では、「いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して」と開き直ってます。では、詐欺で騙される人や、肖像権を侵害されたり名誉毀損される人に対して、どのように考えているのでしょうか?騙されたり傷つけられている人に対して何か損害賠償してくれるのでしょうか?」
Metaの創業者でありCEOであるマーク・ザッカーバーグの来日に際し、日本のイノベーションを牽引する開発者の皆様とのラウンドテーブルを東京オフィスで開催させていただきました。今後も様々な意見交換をさせていただきながら、AI, XRにおけるイノベーションの未来を共に築いていきたいです。 pic.twitter.com/9cOb2xzYV6
— masa ajisawa (@masajis) February 29, 2024
イノベーションの未来も大切だと思いますが、まずは詐欺広告をなんとかしませんか?
どれだけの人が詐欺被害にあい、どれだけの著名人が無断で肖像を使用されているかJapan社では把握されてますか?
それらの損害について、本社並びにJapan社はどのように責任を取られますか?… https://t.co/kQ9wsRnuHb
— 前澤友作 (@yousuck2020) March 19, 2024
詐欺広告についてMeta社(Facebook Japan)に問い合わせたところ、昨年の9月に以下のレターが返ってきました。
「詐欺広告がなくなるよう措置を講じます」と書いてあるものの、
最後の文章では、「いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して」と開き直ってます。… pic.twitter.com/ST99fILUAH
— 前澤友作 (@yousuck2020) March 19, 2024
詐欺広告で騙された人たちの被害はどうなるのか?
そもそも前澤友作さんはレターの内容に関してまったく納得しておらず、「最後の文章では、「いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して」と開き直ってます」と苦言を呈している。
「詐欺広告を無くすのは無理」ならば、勝手に画像を使われている有名人・著名人や、詐欺広告で騙された人たちの被害はどうなるのか? それも「無くすのは無理だから理解して」となるのか。
Mata社はどのように対応していくのか? 放置なのか?
今後、さらにFacebookの詐欺広告に対しての反発の声が高まると予想される。それに対しMata社はどのように対応していくのか。大きな注目が集まっている。この件に関して、今後も追求していきたいと考えている。